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ブランドセーフティとは?ブランドを保護する重要性と対策を解説

security

2023.10.26
  • ブランドセキュリティ

マーケティング戦略においてブランドは企業や商品・サービスを認知してもらうために有用です。

しかし、ブランド広告を正しく取り扱わないと思わぬ名誉毀損や風評被害のリスクが出てしまいます。

この記事では、主にインターネット広告におけるブランドセーフティの概念についての定義や必要性、具体的な対策方法を紹介

ブランドセーフティについての成功事例を交えながらブランドセーフティの重要性を学んでいきましょう。

企業のブランドを保護することで、経営リスクを管理できます。

ブランドセーフティで企業のブランドを守りましょう!

ブランドセーフティとはどういう意味?

ブランドセーフティとは

ブランドセーフティは広告主あるいは広告掲載メディアの安全を守るための考え方です。

広告は消費者へ適切に販売促進を行えるよう、広告主および広告掲載メディアの名誉を守る必要があります。

広告を出すことによって企業のブランドイメージを損なうようなことがあっては、適切な広告運用とは言えません。

ブランドセーフティの定義について、広告主サイドおよび広告掲載者サイドからの視点で確認していきましょう。

ブランドセーフティとは?

ブランドセーフティ広告主ブランドの安全性を確保するという考え方です

広告を掲載する視点でブランドの安全性をチェックします。

「一般社団法人日本インタラクティブ広告協会(JIAA)」のガイドラインによると、ブランドセーフティは以下の通り定義されています。

① 「ブランドセーフティ」:広告掲載先の品質確保による広告主ブランドの安全性のことをいう。

現在のインターネット広告市場は運用型広告が成長を牽引し、さまざまなサイトを訪れるオーディエンスへ効率よく訴求することが可能となりました。一方で、海賊版サイトへの広告掲載に端を発した広告掲載先の品質や広告を掲載する広告主ブランドの安全性(ブランドセーフティ)が新たな課題となっております。

引用:『ブランドセーフティガイドライン|一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)』

参考:https://www.jiaa.org/katudo/gdl/brandsafe_gdl/

一般社団法人日本インタラクティブ広告協会は2010年3月に設立されたインターネット広告の環境整備を行う団体です。

広告主および消費者の安全を確保し、インターネット広告の健全な発展を担っています。

ブランドセーフティは主に広告主にとってのブランドセーフティ、あるいは広告掲載者(メディア)にとってのブランドセーフティに大別されます。

広告主にとってのブランドセーフティ

広告主はいわゆるスポンサーで、お金を払ってメディアに広告を掲載します。

広告主にとっては広告を掲載するページが安全であるかをチェック。

掲載するメディアが読者の印象を悪くする内容、あるいは広告主を批判する内容であった場合に広告としての価値がなくなってしまいます。

例えば、広告主の商品を批判するコンテンツに広告を出しても消費者の購買活動になるとは考えづらいです。

広告主の名誉を守るように配慮する必要があります。

広告掲載者(メディア)にとってのブランドセーフティ

広告掲載者(メディア)はメディアとして適切にコンテンツを発信しなければなりません。

広告掲載者にとっては掲載する広告が安全であるかどうかをチェックする必要があります。

また、広告を出しすぎてコンテンツとしての魅力を失ってしまわないようにしなければなりません。

広告主が適切に広告の効果を出せるコンテンツであるように広告掲載者は制作するコンテンツに配慮します。

ブランドセーフティは何故必要?

ブランドセーフティとは

ブランドセーフティは何故必要になるでしょう?

どのような場面でブランドセーフティが役に立つでしょうか?

ブランドセーフティが機能する場面の一例として、以下のケースが挙げられます。

  • 企業ブランドを保護するため
  • ブランド毀損を防ぐため
  • 企業の社会的責任を果たすため

ブランドは企業の評判と密接に結びつくものです。

ブランドを保護することは企業のイメージ向上にも繋がります。

企業ブランドを保護するため

ブランドセーフティによって企業ブランドあるいは商品・サービスのブランドを保護できます。

消費者は企業ブランドのマイナスイメージへ敏感に反応します。

ブランドセーフティによってマイナスイメージを防ぐことで、ブランドが持つ本来のマーケティング効果を期待できるのです。

ブランド毀損を防ぐため

不正や不祥事などによって企業のブランドイメージが低下することをブランド毀損といいます。

一般的に、ブランド毀損が発生してしまうと顧客も離れていってしまいます。

ブランド毀損によるマイナスイメージを覆すためにはブランドイメージを向上させなければなりません。

日ごろからブランドセーフティを行うことで、こういったブランド毀損の損失を少しでも食い止めることができるでしょう。

企業のCSR(社会的責任)を果たすため

企業は自社の利益を追求するだけでなく、社会にとって与える影響に責任を持たなければなりません

CSR(corporate social responsibility)という言葉が示すように、企業は環境保全や法令遵守など社会に対しての影響に責任を持ちます。

CSRを果たしていない企業に対しては社会や世間からの風当たりも強くなってしまいます。

ブランドを守ることは企業のCSRをしっかり遵守していることを周知していることにも貢献するのです。

ブランドセーフティの取り組みに関する事例

ブランドセーフティ

ここからは、実際にブランドセーフティを取り組んだ成功事例を紹介していきます。

インターネット広告における広告掲載先のリストを見直すことで不適切なブランド広告を防止。

合わせて、広告効率の改善も実現しています。

資生堂

資生堂

化粧品の製造・販売を行っている資生堂はアフィリエイトでのブランド毀損を防ぐブランドセーフティの成功事例として知られています。

資生堂ジャパンでは2018年からブランドセーフティツールを活用し、ホワイトリストを利用することでデジタル広告を掲載するメディアの安全性をチェック。

ブランドセーフティにおけるホワイトリストとは、信頼できるメディアのみを広告掲載メディアとしてチェックするための一覧表です。

ホワイトリストに掲載されているメディアの安全性をチェックして広告の掲載をしているため、不適切なメディアに広告を掲載してブランド毀損することを未然に防いでいます。

ネスレ

ネスレ

ネスレはスイス発の食品メーカーです。

ネスレではスイス本社の意向に従い、デジタル広告の安全性を重視。ブランドセーフティの成功事例として知られています。

2016年に「ビューアビリティ」「アドフラウド」「ブランドセーフティー」の3項目についてガイドラインを作成し、日本でも運用が始まりました。

ツールを活用して広告を入札する際にクオリティデータを検証し、信頼の高いメディアのみ広告を掲載します。

ブランドセーフティを確保した結果、広告の効率も改善してCTR、CPCといった指標も改善したようです。

<CTR、CPCとは?>
CTR(クリック率):デジタル広告で表示された広告のうち、クリックされた回数の割合。
CPC(クリック単価):広告を見たユーザーが1クリックするたびに何円かかったかという指標。

ブランドセーフティに有効な対策

ブランドセーフティとは

ブランドセーフティには具体的にどのような対策が有効でしょうか?

ここでは、主にインターネット広告において有効なブランドセーフティの施策を紹介していきます。

不適切なサイトへの広告配信ブロック

インターネット広告の場合、不適切なサイトへの広告配信をブロックできます。

広告を運用した結果、不適切であるサイトをブラックリストに指定して広告配信をブロック可能です。

また、違法なコンテンツや社会道徳的に不適切であるコンテンツを含むサイトをブロックできます。

不適切なカテゴリへの広告配信ブロック

ブランド毀損の恐れがあるカテゴリを指定して広告の配信をブロックできます。

IAS(Integral AD Science)によるとブランドイメージの低下に繋がるコンテンツとして以下8つのカテゴリが指定されています。

<ブランド毀損コンテンツ>
・アダルト
・アルコール
・ギャンブル
・ヘイトスピーチ
・違法ダウンロード
・違法薬物
・不快な表現
・暴力

これらのコンテンツは世界中で計測した広告インプレッションのうち、リスクレベルが高いと判断された統計に基づくのものです。

キーワード指定をして広告配信ブロック

不適切なサイトへの広告掲載を避けたい場合、キーワード指定をして広告配信ブロックする方法があります。

キーワード指定によるブロックは機械的に行われるため、慎重に設定しましょう。

レピュテーションリスクの管理

レピュテーションリスクとは評判リスクのことで、企業の評判が下がることによって売上が低下してしまうリスクです。

レピュテーションリスクをすることでブランドの信用状況を把握できます。

例えば、検索エンジン上で自社ブランドに不利益な情報が検索されている場合、検索順位を下げるなどの対策が有効です。

逆SEO対策

検索エンジンをチェックし、ブランド毀損に繋がる可能性のあるキーワードの順位を下げることを「逆SEO」といいます。

逆SEOをすることでブランドセーフティを実現可能です。

国内で逆SEOを行っている業者について、いくつか紹介していきます。

株式会社ブランドクラウド

項目内容
設立年数2013年
会社所在地〒107-0052
東京都港区赤坂8-5-34 TODA BUILDING 青山4F
電話番号03-6447-2653
事業内容・風評被害クラウド
・ブランドリフティング

株式会社ブランドクラウドは、8カ国に対応している国際基準に沿った手法を採用している風評被害対策会社です。

クライアントの幅広いニーズに応えるために、総合的なコンサルティングサービスを提供しています。

実際に、風評被害に合っている方に対して、即効性のある対策のご提案をしています。

株式会社エルプランニング

株式会社エルプランニング

ブランドSEO|株式会社エルプランニング

株式会社エルプランニングの「ブランドSEO」ではWeb上の風評対策を行います。

企業名株式会社エルプランニング
事業内容ブランドセキュリティ、インターネット集客支援、サービス運営
企業URLhttps://www.elplanning.co.jp/
設立平成15年(2003年)3月4日
資本金3,490万円
本社所在地東京都品川区東五反田1-2-33白雉子ビル8F
会社情報:株式会社エルプランニング

株式会社アクシアカンパニー

株式会社アクシアカンパニー

逆SEO対策|株式会社アクシアカンパニー

株式会社アクシアカンパニーの逆SEO対策では検索エンジン上でネガティブなサイトやページを下位に押し下げます。

企業名株式会社アクシアカンパニー(axia company Inc.)
事業内容逆SEO対策、SEO対策
MEO対策、ホームページ制作、メディア・コンテンツ制作
企業URLhttps://axia-company.co.jp/
設立2017年6月2日
資本金2,000,000円
本社所在地東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル7階
会社情報:株式会社アクシアカンパニー

シエンプレ株式会社

シエンプレ株式会社

風評被害対策|シエンプレ株式会社

シエンプレ株式会社はインターネット上の風評被害からブランドを保護します。

企業名シエンプレ株式会社(SIEMPLE Inc.)
事業内容【デジタル・クライシス対策事業】
【サイレントクレーム対策事業】
企業URLhttps://www.siemple.co.jp/
設立2008年10月1日
本社所在地東京都渋谷区神南1-19-14クリスタルポイントビル 2F
会社情報:シエンプレ株式会社

ブランドセーフティで企業のブランドを守ろう

ブランドセーフティとは

ブランドセーフティの概要や成功事例を見ていきました。

ブランドは消費者が持つ企業や製品・サービスについての共通イメージです。

少しでもブランドが毀損してしまうと、消費者は購買をやめるなど敏感に反応してしまう恐れがあります。

資生堂やネスレなど、ブランドセーフティの対策に成功をおさめた企業ではインターネット広告をブロックするなどの対策をすることでブランドを保護しています。

企業のマーケティング活動に大きく影響するブランドセーフティへの取り組みを見直してみましょう。

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