お問い合わせ
お電話でのお問い合わせ
03-6447-2653
メールでのお問い合わせ

ブランドセキュリティとは何か?企業の資産価値を保全

security

2023.10.26
  • ブランドセキュリティ

ブランドセキュリティとはブランド保護に関する考え方で、情報セキュリティやマーケティングに関する用語です。

ブランドは企業にとって大きな財産で、ブランドを適切に保護することは会社の資産を守ることにも繋がります。

この記事では、ブランドセキュリティおよびブランドセキュリティに関連する諸セキュリティ等の考え方について解説していきます。

インターネット上の風評被害から企業ブランドを守り、事業の成長に繋げていきましょう。

ブランドセキュリティとは

ブランドセキュリティ

ブランドセキュリティは単なるブランドやセキュリティという考え方ではなく、プロセスとテクノロジーを適用した包括的なブランド戦略の概念です。

企業はブランドセキュリティによって顧客から得たデータ等を保護し、顧客とブランドに関する信頼性を保護します。

米国のシンクタンク・Constellation Research社によるとブランドセキュリティは以下のように定義されています。

・プロセスとテクノロジーを適用して、顧客のシグナルとデータを透過的に集約、分析、共有し、そのデータ、権限、同意、インテリジェンスを保護すると同時に、顧客とブランドとの関係の信頼性、持続可能性、耐久性を確保する包括的な戦略

・侵入、侵害、侵入が顧客の関与や相互作用に与える影響を防止および軽減する意図的なテクノロジーフレームワーク

(英文)

・A holistic strategy that applies process and technology to transparently aggregate, analyze and share customer signals and data, secure that data, permissions, consent and intelligence while securing the reliability, sustainability and durability of a customer’s relationship with a brand

・An intentional technology framework that prevents and mitigates the impact of intrusions, infringements and incursions on a customer’s engagements and interactions

引用:Brand Security: What it is. What it isn’t.|constellationr research

ブランドの重要性

ブランドは企業にとって大きな価値のある資産あるいは無形資産です。

企業が持つブランドの価値が高いほど顧客からの評価が高くなり、商品の売れ行きがよくなります。

ブランド価値は企業の評価にも直結し、集客効果の向上に繋がるのです。

ブランドとは?―

銘柄。商標。特に高級品として有名な商品と、その商標。「デザイナーズブランド」「ブランド品」

引用:ブランド(brand) の意味|goo 辞書

ブランドプロテクションとブランドセキュリティの違い

ブランドセキュリティと似た概念に「ブランドプロテクション」という考え方があります。

ブランドプロテクションとは、ホログラムやRFIDといった物理的にブランドを保護するという考え方です。

偽造品や模倣品を市場から排除することで、正規のブランド品を保護します。

ブランドセキュリティは、こういったブランドプロテクションの物理的および流通の側面だけでなく、ブランドの根幹である商標権や意匠権といった無形資産なども含まれます。

ブランドプロテクションとブランドセキュリティの違いとしては、ブランドセキュリティはブランドプロテクションよりもさらに根本的なブランド保護を含んだ包括的な概念といえるでしょう。

一般的な情報セキュリティとの違い

ブランドセキュリティは情報セキュリティと似た概念です。

情報セキュリティとは、私たちが安心してインターネットやコンピュータを利用できるように情報の漏洩や改竄を防ぐための技術です。

ブランドセキュリティもブランド資産を保護するという観点で情報セキュリティと役割が似ている点が多くあります。

一方、ブランドセキュリティには情報セキュリティ以外にもサイバー空間において定義される側面もあるため、必ずしも一致するものとは限りません。

情報セキュリティという言葉は、一般的には、情報の機密性、完全性、可用性を確保することと定義されています。

機密性とは、ある情報へのアクセスを認められた人だけが、その情報にアクセスできる状態を確保すること。

完全性とは、情報が破壊、改ざん又は消去されていない状態を確保すること。

可用性とは、情報へのアクセスを認められた人が、必要時に中断することなく、情報にアクセスできる状態を確保することをいいます。

引用:情報セキュリティって何?|総務省

パーソナルブランドセキュリティ

パーソナルブランドセキュリティ、あるいはパーソナルブランドとは、個人に関わるブランドの問題です。

TwitterやFacebookなどのSNSが普及した現代では、自分という個人にブランドをつけやすくなりました。

パーソナルブランドを高めるほど、他社からの信用も高まってビジネスでの成功にも繋げられます。

一方で、パーソナルブランドは外部からの風評被害などのリスクに晒される可能性もあります。

サイバー空間上ではパーソナルブランドを高めるとともに、風評被害などのリスクから守らなければならない、というのがパーソナルブランドセキュリティの考え方です。

倒産の恐れ

ブランドセキュリティを保護できていない企業では、最悪の場合倒産に繋がるケースも考えられます。

ブランドセキュリティの失敗は企業の資産価値を低下させて、業績不振に繋がる恐れがあります。

企業の資産を守るためにも、しっかりしたブランドセキュリティが必要です。

ブランドセキュリティの目的・効果

ブランドセキュリティ

ブランドセキュリティの目的や効果として、ブランド保護だけでなく企業の情報セキュリティを高めることが挙げられます。

  • ブランド保護
  • 情報セキュリティの確保
  • パーソナルブランドセキュリティの保護

また、近年ではパーソナルブランドセキュリティという新たな課題も見られます。

ブランドセキュリティの対策をすることで、こういった新たな課題の解決にも繋がるのです。

ブランド保護

ブランドセキュリティを実施することは企業ブランドの保護に繋がります。

企業ブランドは顧客からの信用獲得に直結するため、企業が業績を繋がるために必要です。

情報セキュリティの確保

先にも述べたように、ブランドセキュリティは情報セキュリティと近い考え方です。

ブランドセキュリティを強化することで、情報セキュリティの確保にも直結するでしょう。

情報セキュリティの脆弱性は情報漏洩、ひいては企業の信用低下を引き起こしてしまいます。

ブランドセキュリティと情報セキュリティを両立することが、企業のブランドを守ることにも繋がるのです。

ブランドセキュリティの具体例

ブランドセキュリティ

情報社会の現代では、あらゆる場面でブランドセキュリティの考え方が必要になります。

例えば、SNS上では企業ブランドの風評被害などマイナスイメージが引き起こり、ブランド資産が損なわれる恐れがあります。

その他にも、Googleトレンドや検索エンジン上におけるトレンド汚染などはブランドセキュリティの脅威となる対象です。

こういったブランドセキュリティの脅威に、企業はどのように対応すればいいでしょうか?

具体例を交えながら見ていきましょう。

SNS上のブランドセキュリティ

ブランドセキュリティはSNS上で脅威となる恐れがあります。

企業がSNSで不祥事や事故などを起こして炎上してしまうと、企業ブランドにも悪影響を及ぼしかねません。

こういった風評被害を防ぐため、企業は社員にSNS研修を行うなどSNSの炎上を防ぐための施策が考えられます。

Googleトレンド上のブランドセキュリティ

Googleトレンドでは企業ブランドに悪影響のある「トレンド汚染」が引き起こる可能性があります。

トレンド汚染とは、企業ブランドにとってネガティブなイメージのあるキーワードがトレンドになってしまう現象です。

トレンド汚染への対策はブランドセキュリティの一環といえるでしょう。

サジェスト汚染はなぜ発生する?Googleサジェストの仕組みと対策を解説

Google口コミのブランドセキュリティ

Googleには利用者が気軽に口コミを投稿できるような口コミ機能が搭載されています。

口コミの内容によっては、企業ブランドを損なってしまうような低評価も投稿されることがあります。

利用者の口コミは企業にとっても利用者にとっても便利であることが多いですが、悪意のある口コミが企業ブランドを損ねてしまうこともあるのです。

ブランドセキュリティ対策の手段

ブランドセキュリティを実施するための手段としては、専門業者に対策を依頼することがおすすめです。

ブランドを保護するためには、様々な専門知識やノウハウが必要となります。

インターネット上の風評被害に強みを持つ業者に依頼することで、ブランドセキュリティの目的を果たせるでしょう。

専門業者に対策を依頼する

ブランドセキュリティを本格的に対策するためには、専門ノウハウを有した業者に依頼することがおすすめです。

企業の風評被害を専門的に取り扱うサービスを提供している会社によって、風評被害から企業ブランドを守ることができます。

こういった専門業者は企業ブランドを守るため、具体的な知識やノウハウを有しているため、効果的な施策を実施できるでしょう。

株式会社エルプランニング

株式会社エルプランニング

ブランドセキュリティ|株式会社エルプランニング

株式会社エルプランニングはブランドセキュリティを専門的に取り扱うマーケティング会社です。

同社が商標登録している「ブランドSEO」というサービスでは、インターネット上の第三者による風評被害から企業ブランドを守るためのサービスを実施しています。

企業名株式会社エルプランニング
事業内容ブランドセキュリティ、インターネット集客支援、サービス運営
企業URLhttps://www.elplanning.co.jp/
設立平成15年(2003年)3月4日
資本金3,490万円
本社所在地東京都品川区東五反田1-2-33白雉子ビル8F
株式会社エルプランニングの企業概要

シエンプレ株式会社

シエンプレ株式会社

風評被害対策・誹謗中傷対策|シエンプレ株式会社

シエンプレ株式会社は東京都渋谷区の風評被害対策のサービスを行っている会社です。

風評被害から企業のブランドを守る「ブランディングSEO」というサービスを実施しています。

企業名シエンプレ株式会社(SIEMPLE Inc.)
事業内容【デジタル・クライシス対策事業】
【サイレントクレーム対策事業】
企業URLhttps://www.siemple.co.jp/
設立2008年10月1日
本社所在地東京都渋谷区神南1-19-14クリスタルポイントビル 2F
シエンプレ株式会社の企業概要

ブランドセキュリティで企業の資産を守ろう

ブランドセキュリティ

ブランドセキュリティの概要やブランドセキュリティの事例について紹介しました。

ブランドセキュリティとは、企業のブランド資産を守るための包括的な概念です。

ブランド資産は企業にとって大いに価値のある資産で、ブランドセキュリティの失敗は企業の倒産に繋がる恐れもあります。

ブランドセキュリティは以下の考え方と強い結びつきがあります。

  • ブランドプロテクション:物理的なブランド保護、市場からの適切なブランド流通
  • 情報セキュリティ:情報の機密性、完全性、機密性を保護する考え方
  • パーソナルブランドセキュリティ:パーソナルブランド(個人に関するブランド)の保護

ブランドセキュリティを保全することは、企業経営にとって大きな関心事であるといえるでしょう。

風評被害などのリスクからブランドを保護するためには、風評被害を専門に取り扱う業者に依頼することが有効です。

ブランドセキュリティによってブランド資産、ひいては企業の資産を守りましょう。

]]>

Follow me!

RECOMMENDおすすめ記事

PAGE TOP
Checking...