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レピュテーションとは?ブランドとの違いやマネジメント方法も紹介

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2023.10.26
  • ブランドセキュリティ

レピュテーションによって企業の売上は大きく変動する可能性があることを知っていますか?

この記事では「レピュテーション」について解説していきます。結論、レピュテーションはマネジメントすることで悪化を防ぐことができます

レピュテーションを検討する際、わかりづらい「レピュテーションの意味」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。

その他にも「レピュテーションマネジメント」の説明や、「レピュテーションとブランドとの違い」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでレピュテーションについて知っていただければ幸いです。

また「逆SEO対策業者」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

レピュテーションとは

レピュテーションとは

レピュテーションとは、評判や評価を意味する英語です。ビジネスシーンでは、会社や商品が世間からどのように思われているのかという意味で使われます。

情報セキュリティの分野では、通信相手の行動履歴から相手の危険性を判断するという意味で使用されることが一般的です。

そのためIT関連のビジネス相手とレピュテーションについて話す際は、どちらの意味で使っているのかを確認することをおすすめします。今回は、ビジネスシーンで主に使われている意味のレピュテーションについて解説しています。

レピュテーションリスクとは?

レピュテーションリスクとは?

レピュテーションリスクとは会社の悪い噂が広まり、イメージやブランドが損なわれてしまう恐れのことです。日本語では、評判リスクや風評リスクといわれることもあります。

近年SNSの普及に伴い、消費者が商品やサービスの感想を気軽にやり取りできるようになりました。その結果、あらゆる企業にレピュテーションリスクがあります。

大企業だけでなく、中小企業も対策が必要でしょう。経済産業省もレピュテーションリスクを注視していて、「2003年事業リスク評価・管理人材育成システム開発事業」において5番目に重大なリスクとして取り扱っています

今後企業として成長したい場合は、レピュテーションリスクに向き合い、マネージメントをすることが必要でしょう。

レピュテーションをマネジメントする方法

レピュテーションをマネジメントする方法

具体的にどのようにレピュテーションをマネジメントするのか、方法をみていきましょう。

法律を理解する

まずは、法律を理解しましょう。企業の経営者が法律を理解していないことで、レピュテーションリスクが高まる可能性があります。

例えば社員が過労の結果に命を落としてしまう事件は、企業が労務上の法律を守っていると防げる問題です。さらに大きな事件にならなくても、企業が法律違反をしていることは元社員のSNSから発覚することも少なくありません。

会社全体で法律を遵守するように、研修や外部の監査を受ける必要があるでしょう。

社員教育を充実させる

社員教育を充実させる

社員教育を充実させることも、レピュテーションをマネジメントする際に大切です。社員の軽率な態度が、レピュテーションリスクを引き寄せる例も少なくありません。

例えば、

  • アルバイトの不適切動画の炎上
  • 派遣社員へのセクハラ
  • 顧客情報の流出
  • 上司からのパワハラ

などは、社員教育で防ぐこともできるでしょう。
アルバイトも含めた全社員に向けて、情報セキュリティや人間関係などについての研修を行うことがおすすめです。

危機対策マニュアルの作成

万が一の際にすぐに対策ができるように、マニュアルを制作しておくといいでしょう。レピュテーションリスクは、どの企業に起きても不思議ではありません。
その後大きな問題になるかどうかは、企業の対応に左右されるものです。

企業の対応が後手に回り、更にSNSでバッシングを受けたという例は少なくありません。迅速に行動することで、レピュテーションリスクを最小限に抑えることもできるでしょう。

社員の数が少ない企業は危機対策マニュアルを作成して、各自の役割をあらかじめ決めておくこともおすすめです。

レピュテーションマネジメント会社とコンサル契約をする

レピュテーションマネジメント会社とコンサル契約をする

レピュテーションマネジメントを完璧に行うことは、一般的な企業には難しいものです。自社だけでは対応が難しいと感じたら、レピュテーションマネジメント会社にコンサルを依頼する方法もおすすめです。

レピュテーションマネジメント会社の多くは

  • 現在の問題点の指摘
  • 戦略の見直し
  • 具体的な行動
  • 活動のフィードバック

などの対応をしています。社会から注目を集めるようなレピュテーションリスクが起こった際も、レピュテーションマネジメント会社が頼りになる存在です。

どのような対応策をとればいいか分からない場合にも、まずは相談してみるといいでしょう。

レピュテーションを向上させるメリット

レピュテーションを向上させるメリット

レピュテーションを向上させることは、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。

販売チャネルを拡大させることができる

レピュテーションが向上すれば、販売チャネルを増やすことが可能です。販売チャネルが増えれば、収益アップも期待できるでしょう。

例えばネットで展開していた商品のレピュテーションが向上すれば、実際に店舗を持つこともできます。店舗が評判になれば、2号店や3号店をオープンすることも夢ではありません。

評判が評判により、企業の規模を大きくすることができるでしょう。

企業価値を高めることができる

企業価値を高めることができる

レピュテーションを向上させると、企業価値が高まります。レピュテーションの高い企業を、優先して利用したいと考える人も少なくありません。

企業価値が高くなれば、

  • 株価が上がる
  • お金が借りやすくなる
  • 知名度が上がる

などのメリットが感じられます。

企業活動もしやすくなり、企業として次のステップに進める可能性が高くなるでしょう。企業価値を向上させたい場合は、レピュテーションを高める努力が必要です。

信頼感を顧客に与えることができる

レピュテーションを向上させると、信頼感が生まれます。この企業の商品やサービスであれば安心できると顧客に印象付けられると、優先して選ばれるようになるでしょう。

リピーターも増えて、安定した収益が獲得できる可能性があります

一方でレピュテーションの低い企業は、敬遠されるものです。レピュテーションの低下は、長期的な売上に影響することもあります。

長く選ばれる企業になるためにも、レピュテーション対策に力を入れるといいでしょう。

レピュテーションとブランドの違いは?

レピュテーションとブランドの違いは?

レピュテーションとブランドの違いは、主体的に動くのは誰かという点です。

  • レピュテーション…世論や世間が主体になって作る評価
  • ブランド…企業側が主体になって作る価値

ブランドは企業側が演出するので、コントロールしやすいものです。

一方でレピュテーションは世間によって作られるので、企業が全てを把握することは難しいでしょう。レピュテーションとブランドの違いを理解して、それぞれに相応しい対策をする必要があるでしょう。

レピュテーションが悪化した事例

レピュテーションが悪化した事例

レピュテーションが悪くなると、どのような事態に陥るのでしょうか。具体的な事例をみていきましょう。

ベネッセでの情報漏洩

ベネッセは、2014年6月に情報漏洩問題を起こして世間から注目を集めました。当時ベネッセは顧客情報管理を外部企業に委託していましたが、委託先の派遣社員が会員名簿を売り飛ばしていたことが発覚します。

その結果経営者や上位管理職が職を辞し、大きな赤字になりました。ベネッセといえば教育関連企業として高いレピュテーションを誇っていましたが、この一件で大きく環境が変化してしまいました。

情報の漏洩は、レピュテーションリスクを引き起こしやすい問題です。情報管理の徹底や関連するスタッフへの教育が大切だとわかる事例といえるでしょう。

吉野家でのバイトテロ

吉野家でのバイトテロ

吉野家では、バイトテロと呼ばれるアルバイトの不適切な言動でレピュテーションが悪化する事例が複数発生しています。

  • テラ豚丼…厨房内でアルバイトが当時のメニューを参考にして豚丼の具を大盛りにした動画を撮影しアップロードした
  • わいせつ事件…自称アルバイトがSNSに同僚の制服にいたずらした写真をSNSにアップロードした

吉野家でのバイトテロは大きな関心事になり、世間に衝撃を与えました。アルバイトは正社員に比べて、研修が手薄な傾向にあります。

しかし吉野家のバイトテロ事件は、アルバイトも適切な管理をしないとレピュテーションリスクが発生するという教訓を与えてくれます

スシローでの誤認広告掲載

スシローでは、誤解を招くような広告が掲載されて消費者庁景品表示法に基づく措置命令を受けたことがあります。スシローではその後も誤認広告だとSNSで指摘されることがあり、そのたびに大きなバッシングを受けています。

  • 2021年9月から11月ごろ…キャンペーン商品を宣伝していたが実施していない店舗が70%以上あった
  • 2022年7月…キャンペーンの開始時期が不明瞭な生ビール半額というポスターを掲載した

消費者は広告に影響されて、購買するかどうか決める傾向にあります。誤解を招くような広告は、避けた方がいいでしょう。

レピュテーションリスクが発生する原因とは?

レピュテーションリスクが発生する原因とは?

レピュテーションリスクが発生する原因をみていきましょう。

過大評価の誘導

レピュテーションは、企業の商品や企業が過大評価されていると起きやすいものです。適正な評価に繋がるような広告やブランディングは、避けた方がいいでしょう。

例えば国産の肉を取り扱っているとアピールしていた企業が、実際は外国産の肉を使用していたことが発覚してレピュテーションリスクが起きました。

企業が国産ではなく、美味しい肉をアピールしていたら起きなかったレピュテーションリスクといえるでしょう。アピールすべき点を見極めることが必要です。

社員の不祥事

社員の不祥事

社員の不祥事は、レピュテーションリスクを発生させてしまいます。社員が個人的に起こした問題であっても、企業の監督責任は問われることが少なくありません。

社員の不祥事は、

  • セクハラ
  • パワハラ
  • 情報漏洩
  • 不適切な言動

など多岐にわたります。アルバイトや正社員に限らず、コンプライアンスの順守を徹底するように研修を重ねる必要があるでしょう。

デマや風評被害

デマや風評被害は、レピュテーションリスクを引き起こします。企業規模が大きくなれば、企業に対して悪い印象を抱く人も少なくありません。

また自然災害によって、風評被害が発生する例もあります。

例えば東日本大震災では、周辺地域がいわれなき風評被害を受けました。デマや風評被害は、企業側が完全に防ぐことは難しいものです。

ネット監視を強化し早急に対策をとることで、被害を最小限に抑えることができます

レピュテーションが悪化することでの影響

レピュテーションが悪化することでの影響

レピュテーションが悪化することで発生する影響をみていきましょう。

売上高の減少

レピュテーションが悪化すれば、売上が減少します。

売上が減ると、企業活動が困難になるかもしれません。レピュテーションの悪化は、長期的な売り上げ減少を引き起こすこともあります。

万が一のレピュテーションが悪化に備えて、資金繰りがスムーズになるように対策をとる必要があるでしょう。

企業ブランドの毀損

企業ブランドの毀損

レピュテーションの悪化は、企業ブランドを大きく損ないます。今まで築き上げてきたブランドイメージを毀損する可能性もあるでしょう。

一度崩れたブランドイメージは、簡単には戻りません。場合によっては、ブランドを新たに作り直す必要があるでしょう。

従業員の離脱

レピュテーションが悪化すれば、優秀な人材が離れていく可能性があります。責任を取ることが求められて、優秀な取締役が退任せざるを得ない状況に追い込まれることも少なくありません。

さらに新しく会社に入社したいという新卒や転職者の数や質も低下することでしょう。従業員の離脱は、その後の会社運営に大きな影を落とします。

レピュテーションの悪化は対外的な影響だけでなく、内部にも問題を起こしかねません

処理への人員・金銭的な支出

処理への人員・金銭的な支出

世間的に大きな問題が起これば、その処理に人員を補充しないといけません。本来の業務が滞り、会社運営に影響を与える可能性があります。
また情報漏洩や商品の不具合などが起これば、補償金の支払いが必要になることも少なくありません。

想定外の支出は、会社の資金繰りを悪化させることもあるでしょう。人員や金銭的な支出が最小限になるように、対策を取らないといけません。

取引先の離脱

レピュテーションが悪化すれば、取引先も離れていくことがあります。取引先に事情を説明しても、納得してもらえない可能性があります。

一から取引先を探すとなると、時間や手間が掛かるものです。さらに主要な取引先を失えば、企業生命に大ダメージを与える恐れもあるでしょう。

レピュテーションについて理解しよう

レピュテーションについて理解しよう

この記事の結論をまとめると

  • レピュテーションとは企業の評価
  • レピュテーションリスクは企業の評価が損なわれるリスクのこと
  • レピュテーションリスクはマネージメントができる
  • レピュテーションを向上させるメリットは多い
  • ブランドとは違いレピュテーションは世間が主体となって決める
  • レピュテーションが悪化した事例から学べることもある
  • 過大評価や写真の不祥事がリスクを招きかねない
  • レピュテーションが悪くなると内外に影響を受ける

レピュテーションは企業規模にかかわらず、注意しないといけません。今回の記事を参考に、レピュテーションについて理解を深めてみてください。

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