風評監視とは?そのメリットや風評被害の相談先をご紹介!
fuhyo-higai
- 風評被害
昨今では、企業でも自社の認知度の向上のためにSNSなどインターネットを利用することが当たり前になってきています。
しかし、インターネットを利用するにはメリットだけではなく、炎上や機密情報の漏洩など、風評被害から企業活動に影響してしまうリスクもあります。
実際に、「自社のSNS炎上が心配」「自社のサービスに対する悪評が気になる」という方もいるのではないでしょうか。
今回は、そんな中で企業が取り入れるべき風評監視について、メリットや相談先も踏まえてご紹介していきます。
風評監視とは?
冒頭でもご紹介したように、近年では自社の認知度向上のための施策の一環としてインターネットを活用する企業が増加しています。
それと同時に、誰もが気軽にインターネットを利用できる現代では、インターネット上での悪質な書き込みや情報漏洩などのリスクも高まっており、風評被害によって売上や経営に影響してしまうこともあり得ます。
そこで、そういったリスクを避けるために重要なのが風評監視です。
風評監視とは、インターネット上に悪評や機密情報、プライバシーを侵害する内容など、炎上や風評被害の原因となってしまうような投稿などがないかを監視を行うことを指します。
悪評を放置し損失が拡大してしまわないように、早期発見して対処するための施策ということですね。
風評被害とは
悪評などを放置してしまうと、企業に損害が発生する風評被害につながります。
風評被害は根拠のない噂や、実際には無関係の事件・事故などが原因でも起きてしまう可能性があります。
例えば、「経営者が反社会的勢力と繋がりがある」といった根も葉もないSNSのたった1件の書き込みが拡散されてしまい、実際に株価が落ちてしまう、といったこともあり得ます。
こういった様々な悪影響を及ぼしてしまわないためにも、風評監視が大事になりますね。
風評被害による悪影響
前述したように、拡散力の高いインターネットでは悪評はあっという間に広がり、風評被害によって様々な悪影響が起きてしまいます。
本章では、風評監視の重要性をお伝えするためにも実際にどんな影響を及ぼしてしまうのかをご紹介します。
信用が低下する
風評被害が起これば、事実無根であっても悪評を見たユーザーはその企業に悪い印象を持ってしまい、企業の信用力を低下させてしまいます。
ユーザーからの信用だけでなく、企業間での取引を敬遠されたり、銀行からの融資を断られたりする可能性もあります。
自社に大きな損失を与えることになりますので、注意が必要です。
売上の減少につながる
ユーザーからの信用が低下すれば、売上が減少することにもつながるでしょう。
口コミサイトなどに商品やサービスへの悪評が書き込まれているのを見て、顧客は購入や利用を躊躇してしまうかもしれません。
悪評を放置すれば、商品の価値が低下して自社の業績悪化に繋がります。売上の減少を防ぐためには、悪評の早期発見が重要です。
採用に影響する
近年では、就職したい企業の評判などをインターネットで調べるといったことも多くあります。
そこで企業の悪評や、「ブラック企業」「パワハラ」など勤務体制に不安を覚えるような口コミなどを発見してしまえば、応募を辞めてしまう可能性もあります。
就職希望者が減ってしまうなど、採用にも影響してしまうでしょう。
従業員のモチベーション低下
風評被害は、従業員のモチベーション低下にもつながります。
自社への悪評は自然と従業員の耳に入り、そういった悪評を信じた従業員が、自社に不信感を持ってしまう可能性があるでしょう。
最悪の場合、外部で自社を批判したり、従業員自身の退職に繋がったりするかもしれません。
風評監視すべき対象
インターネット上では様々なコンテンツや情報があらゆる場所に広がっています。
匿名で投稿が可能なサイトも多くあり、風評被害につながる書き込みがある可能性も様々な場所にあるため、風評監視では監視を行う対象も意識することが大切です。
インターネット上で風評被害が発生しやすい場所としては、次のようなものがあります。
SNS
風評監視を行う必要性が最も高いと言えるのが、SNSです。
SNSとは、登録された利用者同士が交流できるWebサイトの会員制サービスを指します。
SNSは利用者数が多く、匿名でも投稿できる場合が多いため、風評被害の発生しやすい場所です。
また、リアルタイム性が高く拡散力も強いため、早期発見を意識しておかなければあっという間に被害が広がってしまうでしょう。
インターネット掲示板
インターネット掲示板では、基本的にSNSのような登録は必要なく、誰もが自由に書き込みを行うことができます。
SNSと比較してリアルタイム性は低いですが、匿名性が非常に高いため攻撃性の高い書き込みもしやすく、風評被害につながる内容が投稿されやすいでしょう。
ブログ
インターネット上に個人の意見や感想を記事として投稿する場所であるブログも、匿名で投稿が可能なため、一方的に批判や悪評を投稿されてしまう可能性があり、風評監視の対象となり得ます。
中には、人気があり強い影響力を持つ投稿者も存在します。
そういった場合には特に被害が拡大しやすいため、注意が必要です。
口コミサイト
ユーザーがサービスや商品を利用する際、参考として多く閲覧しているのが口コミサイトです。
例えば、一般のユーザーが飲食店の口コミサイトに「まずい」と書き込んだとします。それがたとえ主観的な口コミであっても、ユーザーによっては来店を控える原因となります。
売上などに直結しやすいため、迅速な対応が必要となるでしょう。
風評監視を行うメリット
インターネット上では、誰もが自由に自分の意見を発信することができ、企業に対する批判や悪評も書き込むことができてしまいます。その結果、炎上に繋がってしまった事例が多数発生しています。
一度炎上が発生すると、企業の信頼は大きく失墜してしまうでしょう。
炎上を防止する方法として、注目されているのが風評監視です。本章では企業が風評監視を行うメリットについて解説します。
炎上リスクの検知
風評監視を実施することで、機密情報が漏洩したり自社への批判が集まったりするリスクの検知が可能です。
リスクある投稿を早期に察知して的確な対応を行うことで、被害を最小限に抑えられます。
例えば近年では、アルバイト店員がSNSなどに、店内で撮影した不適切な画像や映像を投稿して炎上する事象が多数発生しています。
このような不祥事の早期解決には、投稿が拡散される前に検知して削除することが重要です。
トラブルや炎上の早期発見
風評監視は、トラブルの早期発見に役立ちます。速やかに対応することで、問題を収束させることが可能です。
SNSなどの普及によって情報発信する場面が増えたことで、インターネット上での炎上が起こりやすくなりました。発信した内容が差別的な解釈をされてしまったり、ユーザーに不快感を与えてしまったりすることによって、炎上が発生します。
風評監視を行うことで、炎上の原因となる投稿を未然に発見することが可能です。
商品やサービスの改善
風評監視は自社の損害を抑える目的だけでなく、商品やサービスの改善にも有効です。
企業に寄せられる商品やサービスへの意見には、根拠のない批判や悪評だけでなく、改善点の指摘が含まれています。例えば、「電話で問い合わせた際の対応が良くなかった」「購入した商品に使いにくい点がある」といった意見です。
このような意見を積極的に取り入れることは、商品やサービスの品質向上に繋がりますね。
風評監視の種類
ご紹介したようなメリットがある風評監視ですが、「実際に導入したいがそもそもどのようなサービスなのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
風評監視サービスには、「機械監視」と「有人監視」の2種類があります。
それぞれどんなものなのか、メリット・デメリットとともに見ていきましょう。
機械監視
機械監視では、基本的には事前に設定したキーワードに一致するものを、ツールを利用して書き込みの中から自動的に見つける仕組みになっています。
近年ではAIが用いられ、決まったキーワードを設定せずともネガティブな書き込みを自動で検知してくれるものも存在しますね。
AIでは、書き込みに添付された画像なども分析することが可能です。
機械監視のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
メリット | デメリット |
●24時間稼働できる
●ミスが少ない |
●細かい文脈までは判断できないことがある |
有人監視
有人監視は、その名の通り人が手動・目視により書き込みを監視するものです。
文章から見える感情やニュアンスなど、ツールやAIが見逃してしまいやすいような部分まで細かく判断することが可能ですが、その分人件費や手間などコストがかかりやすいでしょう。
有人監視のメリットとデメリットは以下のようなことです。
メリット | デメリット |
●細かな文脈まで判断できる | ●時間やお金のコストがかかる
●ミスや見逃しが発生しやすい |
風評被害にあってしまったら?
では、もしも実際に風評被害にあってしまったらどうすればよいのでしょうか。
風評被害は早期の段階で解決しないとさらに損害が拡大してしまうため、専門家に相談することをおすすめします。
本章では風評被害に遭った際の専門知識を持つ相談先として、弁護士と専門対策会社を紹介します。それぞれの特徴を理解し、適切な相談先を選ぶための参考にしてください。
弁護士に相談する
風評被害に繋がる投稿を削除したい場合、弁護士に相談することをおすすめします。
裁判による削除要求など、弁護士へ依頼することで、スムーズに対応できるでしょう。
しかし、弁護士への依頼でも必ず投稿が削除できるわけではないのに加え、弁護士は被害を未然に防ぐことや再発防止策を提案することは専門外です。
根本的な解決を目指すなら、他の専門家に相談する必要があるでしょう。
専門対策会社に相談する
風評被害などを専門的に対策する会社では、被害が発生した時の問題解決のみならず、根本的な原因の解決を図るためのサポートも行うことができます。
風評被害への対応は、自社への批判や悪評を削除するだけでは不十分です。悪評が書き込まれる原因を解消しなかったために、同様の被害が再発してしまった事例は多数あります。
根本的な問題解決を目指すなら、専門対策会社に相談しましょう。
風評監視は専門対策会社に任せるのがおすすめ
風評監視は、自社で行うということも可能です。
しかし、根本的な対策や炎上を回避するための施策など、確実に問題を解消したいという場合には効果的な風評監視から実際に風評被害に合った場合の対策・再発防止まですべてを担うことができる専門対策会社に依頼するのがおすすめです。
専門対策会社では風評監視についても豊富なノウハウを持っているほか、
・迅速な対応が可能
・根本の原因を解明できる
・風評被害の予防ができる
といった様々なメリットがあります。
自社を守るための施策は、専門対策会社に依頼してみてはいかがでしょうか。
風評監視は「ブランドクラウド」にお任せください
SNSなどでの炎上はもちろん、インターネットが発達した現代では企業の経営に影響を与えてしまうようなリスクが多くあります。
風評監視をはじめ、そういったインターネットのトラブルに備えておきたいと考えている方は、ぜひ弊社「ブランドクラウド」にお任せください。
弊社では、風評被害が起こるリスクに対して根本からの対策を行う「風評被害クラウド」といった独自のサービスをご提供しております。
AIを用いた効果的な風評監視でリスクを早期発見し、誹謗中傷や風評被害などのネガティブな被害を改善・防止するために、常に変容し続けているインターネットのアルゴリズムにも対応する施策を行っております。
このような成功率の高い施策や豊富なノウハウにより、インターネット上の幅広いトラブルから効果的に企業活動をお守りするのがブランドクラウドの特徴です。
記事内でもご紹介したように、インターネットでは様々な場所に情報が広がっています。
SNSや掲示板の書き込みだけでなく、検索エンジンのサジェストなどさらに多くの人の目に触れる場所に影響していることも考えられるでしょう。
弊社ブランドクラウドでは、このような様々なリスクを網羅的に調査できる無料調査も行っております。
まずはぜひ一度、お気軽にご利用ください。
まとめ
今回は、インターネットの普及により需要が高まる風評監視についてご紹介しました。
炎上に繋がる批判や悪評を早期に発見し、対応することが、自社の損失を抑えることにつながります。
自社による風評監視の実施は不可能ではありませんが、風評被害を確実に解決したいのであれば、専門対策会社への依頼がおすすめです。
風評監視をご検討の際は、弊社ブランドクラウドにご相談ください。
貴社が抱えているお悩みの解決をお手伝い致します。