誹謗中傷によるリスクとは?被害者になってしまった場合の対処法を徹底解説
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- 誹謗中傷
「誹謗中傷を受けたらどうしたらいいのか」「誹謗中傷へのリスクマネジメントとして適切な方法が知りたい」など、疑問に思ってはいませんか。インターネット上の誹謗中傷によって発生するリスクや対処法についてお悩みの方は多いでしょう。
インターネット上の誹謗中傷は予期せぬところで起こる可能性が高く、放置すると大きなトラブルに発展する場合があります。
ここでは、インターネット上の誹謗中傷の被害者となってしまった場合に生じるリスクと対処法について詳しく解説します。インターネットに潜む誹謗中傷のリスクを正しく理解し、効率的なリスクマネジメントを確立しましょう。
インターネットの普及により増える誹謗中傷リスク
インターネットの普及によって企業や商品が誹謗中傷を受けるリスクが拡大しています。被害を最小限にするため、インターネット上に潜む誹謗中傷のリスクを把握することが大切です。
また、インターネットに潜む誹謗中傷のリスクは、企業の経営層だけでなく従業員も正しい認識が必要です。
1.デジタルリスク
デジタルリスクとは、あらゆる仕事がデジタル化されたことによって発生するリスクのことです。具体的には、機密データの漏洩や不適切な投稿による信用低下などを指します。
SNSやインターネット掲示板などの普及によって、個人の意見を発信しやすくなり、デジタルリスクは身近な問題となりました。
例えば、従業員が何気なく撮った写真に顧客データなどが写り込んでしまった場合、ネット上で公開してしまうことで情報漏洩につながり、企業の信用が失われる可能性があります。
デジタルリスクは小さな問題が重大な事態に発展することもあります。従業員に対して、SNSやインターネットの教育が必要となるでしょう。
2.ソーシャルリスク
ソーシャルリスクとは、SNSをはじめとするソーシャルメディア上で起こるリスクです。誰でも手軽に登録できるSNSは多くの情報で溢れています。
例えば、企業のもつ公式SNSで商品に関する投稿をした際、他社と比較する文章を書き込むとします。他社製品を使っているユーザーが不快な感情を抱いた場合、不適切な投稿として拡散され、炎上してしまうことがあります。
それがたとえ悪気のない発言であったとしても、あっという間に広がってしまいます。リスクを回避するための適切かつ素早いリスクマネジメントが必要です。
誹謗中傷を放置すると発生するリスクとは
誹謗中傷は放置することで被害は拡大します。対処を誤れば被害が広がり、多くの損失を招くことがあります。
この章では、誹謗中傷を放置すると発生するリスクについて具体的にお伝えします。
繰り返しますが、誹謗中傷は予期せぬところで起こる可能性が高く、思わぬところで被害者になり得ます。誹謗中傷へのリスクを認識し、あらゆるリスクを想定した取り組みを行えるようなリスクマネジメントを図りましょう。
1.採用活動に悪影響
誹謗中傷を受けると社員の採用活動に悪影響を及ぼします。誹謗中傷によって企業に対するイメージが低下し、求職者の応募数減少につながります。
求職者はインターネットやSNSなどを使い企業の情報収集を行います。検索エンジンの上位に企業の誹謗中傷が表示されると企業のイメージは低下します。
誹謗中傷は企業の将来に大きな影を落とします。そのため問題を軽視せずに迅速な対策が必要です。
2.売り上げの減少
誹謗中傷がSNSなどで拡散されると、商品やサービスの売り上げが減少します。
例として、商品を選ぶ際にインターネット上の口コミやレビューを多くの人が参考にしていることが挙げられます。悪い口コミやレビューがある商品は、選択肢から外されてしまうため売り上げは減少します。
3.従業員の精神的ダメージにつながる
誹謗中傷は、企業の損失だけではなく従業員にも影響を与えます。企業にとってネガティブな情報が拡散されると、従業員のモチベーション低下につながり、企業に対する信頼を失ったことで離職を選択する従業員もいるでしょう。
4.与信に悪影響を及ぼす
根拠のない内容の誹謗中傷は、企業の信用に悪影響を及ぼします。
例えば、商品に関して生産地や原材料の偽装があるという情報がインターネット上で書き込まれた場合、トラブル回避のために取引先から取引解除を申し出られることもあり得ます。
インターネット上に書き込まれた誹謗中傷は、取引先だけでなく金融機関との関係性に亀裂が入る危険性が潜んでいるために注意が必要です。
誹謗中傷が引き起こす被害によって発信者に問える罪
誹謗中傷が引き起こす被害は大きな問題となり、その被害は年々拡大傾向にあります。事実の有無に関わらず、誹謗中傷を受けることは精神的に大きな負担です。ここでは、誹謗中傷の被害で発信者に問うことができる罪を3つ解説します。
1.名誉毀損
誹謗中傷は名誉毀損にあたります。名誉毀損に当てはまる条件とは、「不特定多数へ事実が伝えられ、社会的評価に関わる」ことです。
例えば、企業や商品が誹謗中傷を受けると、多くの人へ悪いイメージを植え付けるきっかけになります。誹謗中傷によって、社会的評価が傷つけられた場合、名誉毀損罪が成立します。
2.プライバシー侵害
誹謗中傷によって本人の承諾を得ていない情報などが公開された場合、プライバシーの侵害に該当します。
名誉毀損との違いは、社会的評価の低下に関わるかどうかです。
例えば、「Aさんの年収は〇〇万円だ」「B氏は過去に留年や休学をしている」など本人が公表していない情報が公開された場合、プライバシーの侵害となります。
3.著作権侵害
誹謗中傷は、著作権侵害にあたります。著作権侵害は、著作物に対して権利者の許可を得ることなく公衆へ公開した場合に成立します。
例えば、誹謗中傷を受けた際、画像や文章が無断で使用されていれば、著作権侵害に該当します。
インターネット上の誹謗中傷への対処法
インターネット上で誹謗中傷を受けた場合、泣き寝入りしてしまっては被害が拡大してしまう恐れがあります。ここでは誹謗中傷への対処法として適切な方法をご紹介します。
すぐにできるものから時間やコストを要するものまでさまざまです。誹謗中傷に悩んでいる方は参考にしてください。
1.証拠を確保する
誹謗中傷の被害にあったら、証拠となる書き込みやコメントを保存しましょう。証拠を確保することで警察や弁護士に相談する際に話がスムーズにすすみます。
スクリーンショットや印刷など手段は問いません。書き込みのされた日付が分かるように保存すると、より有力です。
また、プロバイダーのアクセスログの保存期間は3カ月から6カ月と期間が短いため、誹謗中傷の被害にあったらすぐに証拠を確保することが必要です。
2.投稿先のサイト・SNSへ削除申請
誹謗中傷を受けた場合、投稿先のサイトやSNSで該当となる投稿の削除申請ができます。該当となる投稿を削除することで、多くの人の目に情報が晒されることを防止できます。
しかし、削除申請を行ったとしても、すでに情報が拡散されてしまっている場合、全ての投稿を削除することは不可能です。
3.発信者の情報開示要請をする
誹謗中傷を見つけたら、書き込みのあるサイトのプロバイダーへ発信者の情報開示を要請することができます。発信者の情報開示をしてもらうことで、法的手段をとる際に必要な情報を得られます。
4.法的処置をとる
誹謗中傷は、法的処置をとって損害賠償を請求することが可能です。通常は民事訴訟として扱われることが多いですが、脅迫や犯罪予告など事件性の高いものは刑事訴訟になります。
法的処置をとる際、時間や費用面で多くのコストがかかりますが、被害を拡大させないために戦う手段としては有効です。
5.専門対策専門業者へ相談する
誹謗中傷対策は専門対策業者への相談が有効です。インターネット上のトラブルを専門とした対策業者は誹謗中傷に対してあらゆる提案が可能です。
逆SEO対策やポジティブなワードの追加など専門的な知識を持ち合わせているため、インターネット上のトラブルにおいて全体的な策を取ることができます。
費用についても成功報酬をとる業者が多いので、弁護士のように相談のたびに費用が嵩むことが少ないでしょう。
誹謗中傷に対して専門対策専門業者に頼るメリット
誹謗中傷を受けてしまうと、売り上げの減少や取引先・金融機関からの信頼低下など悪影響が出ます。そのため、早急な対策が必要です。
誹謗中傷でお悩みの企業は、インターネット上のトラブルに対応する対策専門業者の利用をおすすめします。ここでは、誹謗中傷を受けた際に専門対策業者を利用するメリットをお伝えします。
1.即座に対応できる
専門対策業者は、インターネット上の誹謗中傷に関して素早く対応します。誹謗中傷は放置する期間が長ければ長いほど被害が拡大し、事態が収束しない可能性があります。適切な手順で素早く対策することによって、被害拡大を防げます。
2.再発防止が可能
誹謗中傷を受ける原因となったサイトやSNSの投稿を削除するなどの対処はできても、問題となった原因が解決できていない場合、トラブル再発の可能性があります。専門対策業者は、誹謗中傷の再発防止に特化した防止策を講じることも可能です。
3.問題が発生した原因が分かる
被害が起こってしまった原因の追及や課題の洗い出しなどの原因解明も、専門対策業者が対応してくれます。根本の解決によって新たなトラブルの発生が予防できます。
誹謗中傷対策は「ブランドクラウド」にお任せください
インターネット上の誹謗中傷にお困りの際は「ブランドクラウド」へご相談ください。「ブランドクラウド」が提案する誹謗中傷対策「風評被害クラウド」は誹謗中傷による損失を回避するための仕組み作りを重要視しています。
「風評被害クラウド」の特徴は、Googleのアルゴリズムを常にAIで監視している点です。Googleのアルゴリズムは人の手による監視が一般的ですが、AIを利用することで膨大な情報を処理でき、Google検索エンジンの今後の傾向や動向を予測しやすくします。
「風評被害クラウド」を利用することで、インターネット上での誹謗中傷に対して一時的な対策ではなく、しっかりと根本の問題と向き合うことが可能です。
また「ブランドクラウド」では、企業のブランドイメージや価値を向上させるサービスを行っています。
まとめ
インターネットに潜む誹謗中傷のリスクは企業のブランドイメージだけでなく、経営を左右する事態に発展しかねません。誹謗中傷によって起こりうるトラブルを把握することで、誹謗中傷の被害にあった際に適切な対処ができます。
企業や従業員を誹謗中傷から守るためには、トラブルを未然に防ぐ対策も必要です。インターネット上で起こるトラブルの対処は専門対策業者の利用がおすすめです。
「ブランドクラウド」は企業を誹謗中傷リスクから守り、今後を見据えた予防策など根本的な対策を講じます。誹謗中傷へのリスクマネジメントなら「ブランドクラウド」にお任せください。