インターネット上で名誉毀損被害に遭った際の対策方法を詳しく紹介!
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- 誹謗中傷
「名誉毀損の対策方法が知りたい」「誹謗中傷被害を受けているのでどうしたらよいか悩んでいる」「名誉毀損の被害を受けるとどのような不利益があるか確認したい」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
名誉毀損は他人を傷つける行為であり、犯罪に該当します。SNSなどに書き込んだ悪質な書き込みが名誉毀損に発展する場合があるので、インターネットに書き込みを行う際は注意が必要です。
本記事では、名誉毀損の対策について詳しく紹介します。名誉毀損の被害に遭った際の対策方法についても解説しますので、誹謗中傷対策を実施したい方は参考にしてみてください。
名誉毀損は対策できるのか
名誉毀損による被害は対策できるのでしょうか。結論から言うと、インターネット上の名誉毀損は対策できます。
名誉毀損は、他人の名誉を傷つける行為のことで、刑事罰に該当します。名誉毀損の被害が起きやすいのは、SNSなどのWebサービスにおいて悪質な内容が書き込まれたときです。
以下のような書き込みが行われると名誉毀損に該当する場合があります。
・「〇〇の商品は不良品ばかりだ」
・「〇〇会社の✕✕店のサービスは最悪だ」
・「〇〇会社の課長は派遣社員と不倫している」
書き込みの内容が真実かどうかに関わらず、他人の名誉を傷つけてしまうと名誉毀損罪に該当します。
悪質な書き込みの削除申請をしたり、自社のブランドイメージを守る施策を行ったりすることで、名誉毀損の被害から自社を守ることができます。専門家などに依頼をして、名誉毀損の被害を対策しましょう。
名誉毀損の被害を対策しなければならない理由
名誉毀損の被害は放置すると、どんどん拡大してしまうことがあります。
ネットリテラシーが低いユーザーが多く、根拠のない書き込みを見たユーザーが真実だと思い込んで拡散したり、名誉毀損にあたる発言をしてしまったりする可能性があります。
本章では、名誉毀損を対策しなければならない理由を4つ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
1. 売り上げが減少してしまうから
名誉毀損にあたる書き込みが原因で商品や自社の悪評が広まると、売り上げが下がる可能性があります。主要商品の売り上げが減ってしまうと、自社にとって大きな損害となります。
悪質な噂などによって「商品名+偽装」「サービス名+詐欺」といった書き込みが行われると、ユーザーは商品やサービスの信用性を疑ってしまいます。最終的に商品やサービスの利用を控えるようになるでしょう。
2. 従業員が精神的なダメージを負ってしまうから
従業員が精神的なダメージを負ってしまう可能性も否定できません。
勤め先に関するネガティブな噂が広まると、家族や知人から悪いイメージを持たれる可能性があります。ネット上だけでなく、直接暴言を吐かれるなどの被害を受ける場合もあるでしょう。
悪質な噂が広まると、多くの従業員が離職する可能性も出てきます。人手不足になってしまうと、企業の発展が滞ってしまうでしょう。
3. 採用活動が難しくなるから
誹謗中傷が広まり、企業イメージが悪化してしまうと採用活動が難しくなります。
「ブラック企業」「パワハラ」などの書き込みが散見されると、求職者は企業に対してマイナスのイメージを抱いてしまいます。内定辞退に繋がる可能性も高まります。
応募者数の減少に繋がるので、良い人材を採用することが難しくなるでしょう。
4. 与信に悪影響があるから
悪評が出回ることで、会社の与信に影響が出てしまいます。与信とは、主に企業同士の支払い能力への信用のことです。
「赤字」「財政難」のような書き込みがあると金融機関や取引先からの信用を失いかねません。最悪の場合、金融機関からの融資が受けられなくなったり、他社との取引が打ち切られたりする可能性も考えられます。
企業の内部事情に関する噂が書き込まれた場合、早めに対応策を取りましょう。
名誉棄損を自社で対策する方法
名誉毀損にあたる書き込みは急激なスピードで拡散されてしまいます。悪い噂を立てられてしまった企業は、甚大な被害を負ってしまう可能性があるでしょう。
当初は小さな噂でも、対策が一手遅れると大規模な被害に発展してしまうことがあります。本章では、自社で行える名誉毀損対策に名誉毀損対策を自社で発展しやすい実例を紹介しています。
1.証拠の保全・削除申請
証拠の保存および投稿の削除請求をすることで、自社で対策が可能です。
名誉毀損の対象となる投稿について、Webサイトの運営者に直接削除依頼を行います。明確な規約違反および法律違反を証明できるときに行いましょう。
ただし、個人を相手に削除請求をする際は注意が必要です。なぜなら、企業からの削除請求を「A社が証拠隠滅を図っている」などと面白がってSNSに投稿する場合があるからです。
あくまで任意の対応を依頼するものなので、無計画に対処しないよう注意しましょう。
2.自社のリテラシー教育を強化
バイトテロや企業のSNSアカウント炎上による誹謗中傷を避けるには、社員へのネットリテラシー教育が必要です。
炎上が起きてしまう原因は、会社で得た情報を外部向けに発信して良いのか、上手く判別できていないことです。情報漏えいに対する危機意識を高める方法のひとつとして、社内ルールを定めることを検討してみましょう。
例えば、アルバイトには「店内の様子を撮影してはいけない」「職場にスマートフォンを持ち込んではいけない」といったルールを徹底させることで、未然に炎上に繋がるSNS投稿を防げるでしょう。
ネットリテラシー教育はすぐに浸透できるものではありません。公私の線引きを明確にし、会社の情報を取り扱うときは細心の注意を払う必要があることを、従業員に対して繰り返し周知しましょう。
3. 逆SEO
SEO対策とは、検索エンジン上での検索順位を上げるための施策です。ここで解説する逆SEOは、悪質な投稿の検索順位を下げるために行われる施策を指します。情報を完全に消すことは不可能ですが、拡散のスピードを抑制することは可能です。
具体的な逆SEOの方法としては悪質な投稿が上位表示される検索ワードに対して、良質だと考えられる高評価記事を自社サイトに増やし、悪質な記事の表示順位を下げる方法などがあります。逆SEOは専門的な知識を要するので、専門の業者に依頼して確実に行いましょう。
4.風評監視ツール
風評監視ツールを利用して、名誉毀損の対策を行うことができます。
インターネット上の悪質な書き込みは、発見が遅れるほど被害が拡大してしまいます。現代は名誉毀損が発生しやすいWebサービスが多様化しているので、人の目で全てを確認することが困難です。
したがって、悪質な投稿や書き込みを早く発見するためには、検索エンジンやSNSを常時監視する専用のツールを利用する必要があります。ネガティブな情報が発信されていないかモニタリングを実施し、異常を検知したらアラートを発信してくれます。
情報が拡散される前に対処することで、被害を最小限に抑えられるでしょう。
専門家に依頼して名誉毀損を対策する方法
悪質な書き込みには、迅速に対応する必要があります。しかし自社で悪質な書き込みを見つけて対処していくのには限界があります。
名誉毀損対策を練るのであれば専門家に依頼することをおすすめします。弁護士や専門対策業者を利用することで被害の拡散を防ぐことが可能です。
困ったときの相談先を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
1.警察(サイバー犯罪相談窓口)に相談
誹謗中傷の被害を受けた際はサイバー犯罪相談窓口に被害届を出すことも検討しましょう。脅迫まがいの投稿や性犯罪・薬物犯罪に関しては、迅速な対応が見込めます。
しかし、事件性が低いと対応を後回しにされてしまうこともあります。警察に対応してもらうために、以下の5点を意識しましょう。
・被害を受けた企業の所在地を管轄する警察署へ相談する
・会社の幹部が警察署に出向く
・会社案内などを持参し、事業の概要を説明する
・悪質な投稿を証拠として提示する(URL、スクリーンショット、印刷物など)
・投稿が虚偽の内容と示せる根拠資料を提示する
もし、誹謗中傷の発端となる投稿の発信者が特定できていない場合は、裁判所を介した発信者情報開示請求が必要です。
2.弁護士に相談
インターネットの誹謗中傷により、甚大な影響を受けた場合は法的な措置も検討できます。専門的な手続きを多く要するため、悪質な書き込みの削除申請をする際は、弁護士に依頼すると削除の確実性が高まります。
実際に削除申請をして起訴するまでの流れは以下の4通りです。
・Webサイト運営会社に対して悪質な書き込みを行ったIPアドレスを特定する開示請求
・ログの削除停止請求
・インターネットプロバイダーに対して特定したIPアドレスに紐づく個人情報の開示請求
・民事裁判もしくは刑事裁判による責任追及
時間と手間はかかりますが、悪質な書き込みを削除できる可能性が高いでしょう。
3.専門対策業者に相談
誹謗中傷の専門対策業者に依頼することで、根本的な対策を行えます。
誹謗中傷への対処法を心得ているだけでなく、悪質な書き込みが起きてしまった原因の追及や同様の被害が発生しないように予防対策を取ることも可能です。
問題を根本的に解決するために、専門対策業者への相談を検討しましょう。
名誉毀損の根本的な解決を目指すなら専門対策業者がおすすめ
「悪評が拡散してしまって、自社の対応だけでは事態の沈静化が見込めない」「その都度、適切な対処ができるかわからないので専門家に任せたい」「今後も同じような誹謗中傷で悩みたくない」と悩んでいるのであれば、誹謗中傷に関する専門対策業者に依頼しましょう。
専門対策業者に依頼するメリットを3点紹介するので、参考にしてください。
1.迅速な対応を望める
専門対策業者を利用すると、名誉毀損に素早く対処できます。検索エンジンをAIで監視しているので「企業名+ブラック」「企業名+パワハラ」などの悪質なサジェストキーワードを早期に発見し、問題にいち早く対応可能です。
弁護士へ依頼する場合、情報発信者の特定のために複数の訴訟を行う場合があります。裁判所の判決を待つ間に悪質な噂が拡散されてしまうこともあるでしょう。
被害を拡大しないためにも、迅速な対応が可能な専門対策業者の利用を検討しましょう。
2.誹謗中傷の根本的な原因を見つけられる
専門対策業者に依頼するメリットは、なぜ名誉毀損被害に遭ってしまったのかという原因を解明できることです。
名誉毀損に該当する書き込みを削除しても、根本的な原因が分からなければ問題が再発してしまう可能性があります。問題が発生する度に対処していては、企業の負担も大きくなるでしょう。
原因が明らかになれば、問題が再発する可能性が低くなることが期待できます。
3.悪質な書き込みを早期発見できる
専門対策業者は悪質な書き込みを早期発見できるというメリットがあります。悪質な書き込みは早めに対処するべきですが、自社で24時間365日監視することは不可能に近いでしょう。
一方、専門対策業者であれば、監視を任せられるため悪質な書き込みの早期発見ができます。
名誉毀損対策は「ブランドクラウド」にお任せください
誹謗中傷には、計画的かつ素早い対応が必要です。ブランドクラウドが提供する「風評被害クラウド」ならば、誹謗中傷の被害が大きくなる前に迅速に対応できます。
「風評被害クラウド」は検索エンジンをAIで監視するアメリカの最先端技術を採用しています。したがって、悪質な書き込みを見逃してしまうなどのヒューマンエラーを防ぎつつ、誹謗中傷を未然に防げる環境づくりを実現できます。
またブランドクラウドは企業のブランドイメージ・価値を向上させるサービス「ブランドリフティング」も展開しています。誹謗中傷の対処から顧客満足度の向上まで、一貫したマネジメントを提供します。誹謗中傷でお困りの企業はお気軽にご相談ください。
まとめ
誹謗中傷・風評被害によって引き起こされる名誉毀損は対策できます。証拠の保存・削除申請など、自社だけで対応できるものはあります。
ただし、対策を行う場合は専門家の意見を仰ぐことが賢明です。なぜなら、誹謗中傷被害は単なる投稿削除や、投稿主への責任追及だけでは沈静化しないからです。
ブランドクラウドは誹謗中傷発生の原因を突き止めて問題を解決するだけでなく、再度被害に合わないための予防策まで一貫したサービスを提供しています。誹謗中傷でお困りの際は必ずお役に立てますのでブランドクラウドまでご相談ください。