SERPs対策とは?すべきことやフローについても詳しく紹介
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- 検索結果対策
SERPs対策を行うことによって、WEB上で多くのお客様に発見されやすくなることを知っていますか?
この記事では「SERPs対策」について解説していきます。結論、SERPs対策ではGoogleの提示する10の事実をもとに対策を行うことが重要です。
SERPsを検討する際、わかりづらい「SERPs対策」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも「SERPs対策で重視する項目」の説明や、「SERPのフロー」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでSERPs対策について知っていただければ幸いです。
また「逆SEO対策業者」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
SERPsとは?
SERPsは、Search Engine Result Pagesの略であり、検索エンジンの検索結果を表示したページを意味します。つまり、検索結果画面を指していると覚えておけばいいでしょう。
たとえば、「〇〇」というキーワードのSERPsは「×××」である、といった表現で使われることが多いです。
SERPsは大きく「広告枠」と「検索結果」で構成されており、Googleなどの広告出稿がある検索エンジンの場合、「広告枠」が上位に表示されます。
なお、検索した際、下にスクロールするよりも上位に表示されているものをクリックする人が多いので、Webサイト運営者は運営サイトをなるべく上位に表示されるように対策しており、これがSEO対策です。SERPsからの自然検索流入は、広告枠とは違い意思を持ってサイトを訪れたユーザーと接触できる機会なので、集客を意識している場合は疎かにできません。
SERPsにおける順位は多くのアルゴリズムが関係しており、さまざまな対策が必要です。
SERPsで対策すべき項目とは?
SERPsで対策すべき項目は、
- リスティング広告枠
- バーティカル検索
- ユニバーサル検索
- サイトリンク
- リッチリザルト(リッチスニペット)
- アンサーボックス
- Googleショッピング
- Googleしごと検索(Google for Jobs)
の8つが挙げられます。それぞれの内容を詳しく解説します。
リスティング広告枠
リスティング広告枠は、「広告」と名前が付いていることから「費用を支払ってSERPs上位に表示させる枠」のことです。
クリックされる度に費用が発生しますが、確実に上位表示できるので、時間を掛けずに費用を支払ってすぐに上位表示したい人は活用を検討するといいでしょう。
しかし、上位表示されることであまり興味度合いの少ない人のクリックが増える可能性や、「広告」と表示されるので逆に敬遠される可能性も少なくありません。時間と余裕があるならば自然検索で上位を目指すといいかもしれません。
バーティカル検索
バーティカル検索は、特定のカテゴリごとに検索結果を指定できる機能で、たとえばGoogleの場合は、検索窓下に表示されています。
この場合、
- すべて
- ショッピング
- ニュース
- 画像
- 地図
- もっと見る
などと表示され、知りたい情報ごとに検索方法を変えられる仕組みです。
検索キーワードごとに画像や地図の情報だけを知りたければ、広いカテゴリの中から絞り込むことで検索結果の精度を高められます。Googleの場合、キーワードごとにバーティカル検索の表示も変わり、検索ニーズの高いものが左側に表示されることから、SEO対策を行う際の参考とできるでしょう。
ユニバーサル検索
ユニバーサル検索は、自動的にキーワードに関連した画像や動画、地図、ニュースなどを自動で表示する機能です。たとえば「東京タワー」をキーワードに検索すると、関連したニュースや画像が上位に表示されます。
ユニバーサル検索には複数の種類がありますが、それは
- ローカルパック
- ナレッジパネル
- 商品リスト広告
が代表的です。
- ローカルパックは、地図や営業時間などの店舗情報の表示です。
- ナレッジパネルは、人や場所、モノに関するキーワードを表示します。
- 商品リスト広告は、キーワードに合わせたECサイト上の商品を表示します。
ユニバーサル検索は便利な機能ではありますが、SEO対策の観点からみると勝手に上位表示されてしまうため、検索上位のCTRを低下させてしまうかもしれません。
そのため、ユニバーサル検索による表示状況の把握は、とても重要です。
サイトリンク
特定のサービスや商品、ブランドなどを検索した際に、トップページのリンクだけでなく、サイト内の主要リンクを表示する機能が、サイトリンクです。
わざわざサイト内から探す必要なく、検索エンジン上から直接、新規登録やログイン、お問い合わせ、購入などのページに誘導できるため、SEO対策の一環として検討するといいでしょう。
リッチリザルト(リッチスニペット)
検索エンジンは、ユーザーが指定したキーワードの検索結果を表示しますが、その内容では情報が不十分である場合、検索結果画面に追加で情報が表示されます。これがリッチリザルトと呼ばれるものです。
リッチリザルトにはいくつか酒類があり、
- レシピ
- レビュー
- パンくずリスト
- FAQ
が代表的なものです。
アンサーボックス
アンサーボックスは、通常検索結果とは別でページ最上部にボックスで囲んだ回答が表示される機能です。最上位に表示されることから、ユーザーの目にも入りやすいためSEO対策でも注目すべき項目の1つです。
アンサーボックスは、単語や用語など、言葉の意味を検索する際に表示されやすい特徴を持っています。
Googleショッピング
Googleショッピングは、Googleの機能の1つで、検索結果に合わせてWeb上で購入できるサイトを自動表示するものです。
検索結果からすぐに購入できるページに飛べることから便利な機能ではありますが、検索上位に表示されるのでSEO対策の担当者は、どのキーワードで表示されるかを把握しておく必要があります。
Googleしごと検索(Google for Jobs)
求人や転職、募集などのキーワードでよく見られる機能がGoogleしごと検索です。Web上に掲載されている求人情報と検索キーワードとマッチし、Googleが最適な情報を自動で表示します。
求人ページの訪問者を増やしたい場合、気にかけるべき機能といえるでしょう。
SERPs対策ですべきこと
検索キーワードによってSERPsも変わってくるので、キーワードごとにSERPsを把握しておくことは検索エンジンで上位表示させるために必要なことです。アクセス数にも大きな影響があり、SEO対策を行う際にも事前に情報として知っておかなくては、適切な対処をできません。
SERPs対策では、
- 構造化マークアップ
- 検索連動型広告の運用
- Googleマイビジネスへの登録
の3つを行うといいでしょう。
構造化マークアップ
構造化マークアップは、Googleのクローラーに読み取ってもらいやすくする記述方法のことで、単語やテキストに意味を持たせて検索アルゴリズムに引っかかりやすくします。
ただWebサイトを作成すればいいわけではなく、通常のHTMLとは異なった、あくまでもGoogleクローラー向けの記述と考えてもいいでしょう。Webサイト構築時から検索上位に表示させることを意識しなければなりません。
検索連動型広告の運用
検索連動型広告を運用すれば、検索エンジンで上位表示させることが可能です。運用には手間暇と費用が必要ですが、すぐに検索上位に表示したい人は活用を検討するといいでしょう。
キーワードごとに費用も変わってくるし、細かい変化の把握も必要です。自分たちだけで実施するのが困難な場合は、外部委託を考えてもいいのではないでしょうか。
Googleマイビジネスへの登録
とくに店舗を持っている事業者へのおすすめは、Googleマイビジネスの登録です。Googleの検索結果に地図やメニューの写真、住所、連絡先を表示できるので、必ず登録しましょう。
とくに地域を意識したローカルSEOにおいて効果を発揮するため、飲食店や美容院など、地元を意識している事業者は活用しない理由はありません。
SERPs対策で重要なGoogle が掲げる10の事実とは?
Googleが掲げる「10の事実」とは、
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
これらは、Googleが求めている姿なので、しっかり理解した上で意識してWebサイトを運営していくことが、SEO対策にもなるといっていいでしょう。
SERPs対策を行うメリットとは?
SERPs対策を行うメリットには、
- 多くの人の目につきやすい
- コンテンツの質が向上する
- ニーズを明確にできる
が挙げられます。
多くの人の目につきやすい
SERPs対策を行えば、訪問者増加が見込めて多くの人の目につきやすくなります。
Googleは、検索結果画面で表示できる情報を充実させることで、ユーザーへの利便性を上げようとしているので、SERPS対策を行えばそれだけ多くの人に届けられる可能性が高まると考えていいでしょう。
コンテンツの質が向上する
SERPs対策をすることは、Googleが掲げる10の事実と合致するWebサイトになるため、コンテンツの質も向上します。
Googleからのコンテンツの質が高いと判断され、検索結果でも上位に表示されるようになるでしょう。上位表示されれば、訪問者の増加も見込めるため、運営しているWebサイトにとっていいことばかりです。
つまり、SERPsを意識すれば自然とコンテンツの質も向上します。
ニーズを明確にできる
SERPsには対策すべき項目がいくつもありますが、その中でもどこに注力したいかを考えることでニーズを明確にできます。
Webサイトに訪問してほしいユーザーに対しては、どうすべきかが見えてくるので、暗中模索のままサイト運営をする必要がありません。検索上位にすることはもちろんですが、SERPsを意識することで細部までサイト構築を検討できるようになるでしょう。
SERPに表示されるまでのフローとは?
SERPsに表示されるまでのフローは、
- クローリング
- インデクシング
- スコアリング
があります。それぞれをかんたんに見てみましょう。
クローリング
クローリングは、インターネットを通じてWebサイトの情報を入手することですが、情報収集ロボットであるクローラーによる働きによるものです。
IPアドレスに制限がかかっているページなどのクローリングができないWebサイトは、SERPsに表示されないので注意しましょう。
インデクシング
クローラーが収集したデータをデータベースに保管することをインデクシングといいます。インデクシングされた情報を元にユーザーが打ち込んだ検索キーワードから探して、Webサイトを表示する仕組みです。
なお、コンテンツを含めて質の低いサイトとクローラーに判断されるとインデクシングされないため、SERPsを意識したサイト構築が必要になります。
スコアリング
インデクシングされた情報を評価して順位を決めることが、スコアリングと呼ばれるものです。スコアリングはアルゴリズムによって決められますが、全て公開されているわけではないので具体的なものはわかりません。
しかし、SERPsを意識していればコンテンツとして評価の高いものとなるでしょう。ユーザー目線に立ったWebサイトであれば、評価も高いものとなります。
SERPs対策の費用の相場とは?
SERPsを対策の費用相場は、毎月の運用を任せる場合は月額10〜50万円程度です。サイト構築も含めると幅はありますが、10〜100万円かかります。
自分たちで行うことも可能ですが、運用は毎日必要なので専任を置けない場合は、外部委託も検討するといいでしょう。どうしても自分たちでは限界を迎え、せっかくやる気があっても継続できない可能性が高いからです。
SERPs対策について理解しよう
本記事をまとめると、
- SERPs対策は、検索上位に表示させるだけでなくコンテンツの質を向上できる
- Googleが掲げる10の事実に沿って対策をしていくことが推奨される
- SERPs対策には考えるべき項目が多いため、優先順位をつけるといい
- 自分たちでも対策できるが、日々の運用もあるので専任を置けない場合は外部委託の検討もおすすめ
SERPs対策は、Googleが掲げる10の事実に沿っており、結果的にユーザー目線に立ったサイト構築と運用に繋がります。検索上位に表示されないと悩んでいる方は、SERPs対策を実施しましょう。
SERPs対策について知りたい方やこれから実行したい人の参考になれば幸いです。
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