Google検索のシェアとは?海外の検索エンジンについても詳しく紹介
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- 検索結果対策
日本のみではなく多くの地域でGoogleが検索エンジンとして大きなシェアを確保していることを知っていますか?
この記事では「検索エンジンとしてのGoogleのシェア」について解説していきます。結論、Googleは検索エンジンを運営してきた歴史が深く多くの地域でサービスを展開しているので、シェアが高いです。
検索エンジンを検討する際、わかりづらい「Googleのシェア」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも「海外の検索エンジン」の説明や、「Googleが検索エンジンとして信頼される理由」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでGoogleの検索エンジンのシェアについて知っていただければ幸いです。
また「逆SEO対策業者」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
Googleの世界シェアとは?
検索エンジン業界で、圧倒的なシェアを誇るGoogle。アクセス解析サービスStar Counterの調査によると、2020年8月から2021年8月の1年間で検索エンジンのシェア率は、Googleが92.04%で圧倒的首位を獲得しました。
「ググる」という言葉が日本語では存在しますが、同じ意味で「Google it」という英単語があるほど、「ネット検索=Google」という一般常識がグローバルレベルで浸透していることが窺えます。
実際のGoogleシェア率は統計以上?
シェア率92.04%は圧倒的な数値に見えますが、実際のシェア率はこれ以上と言われています。シェア率2.66%でGoogleに続いて2位のシェア率を誇るMicrosoftのBingという検索エンジンですが、Bingの中で最も検索されているワードが「Google」だったことが裁判所に提出されました。
事の発端は、GoogleがAndroid搭載スマートフォンの検索アプリとしてGoogleを不当に消費者に押し付けているのではないかという疑惑が浮上した事です。
この疑惑に対して、Googleは、他社の検索エンジンBingにおいて「Google」が多く検索されていることから分かる通り、消費者は自分たちの意思のもと、Googleの検索エンジンを選択していると主張。不当に押し付けたものではないため、疑惑の判決を取り下げるようにEU裁判所に求めたことで、Googleシェア率の高さが明らかになりました。
日本におけるGoogleのシェアとは?
日本国内でもGoogleのシェア率は高く、PCとモバイル共に70%超えで検索エンジン業界でトップのシェア率を誇ります。世界規模で見ると、Googleに続く検索エンジンは「Bing」ですが、日本国内では「Yahoo!」のシェア率の方が高いのが特徴です。
世界の検索エンジンのシェア上位8社
starcounterの調査から分かる2021年6月から2022年6月までの1年間の世界の検索エンジンのシェア率上位8社を見ていきましょう。
検索エンジン名 | シェア |
91.43% | |
bing | 3.3% |
Baidu | 0.91% |
Yahoo! | 1.33% |
YANDEX | 1.49% |
DuckDuckGo. | 0.7% |
Ecosia. | 0.7%未満 |
Naver | 0.7%未満 |
- シンプルな検索画面で洗練されたデザイン
- 高速な検索ができる
- 独自の基準で検索結果が実際に役立ちそうなものから表示される
1998年に設立し、よくとし1999年から事業開始をしたGoogleは、世界と日本共に検索エンジンのシェア率が圧倒的1位となっています。
Googleでは、PageRankと呼ばれる独自の計算で検索結果の順序を決定しているので、ユーザーが求めている答えをピンポイントに提供する技術を持っています。
bing
- Microsoft Edgeブラウザのデフォルトとして設定されている
- アメリカを中心に使用されている
- 動画検索に優れている
Microsoftが提供するポータルサイト「bing」は、利用者の意思を決定する次世代検索エンジンというコンセプトを掲げて、GoogleやYahoo!とは異なる検索技術を使います。
特に、動画検索に優れていて、検索結果のサムネイルがGoogleよりも大きくて見やすく、サムネイルにマウスカーソルを合わせるだけでプレビューできる仕様になっています。
Baidu
- 中国国内でのシェア率が6.5割で首位を獲得している
- 検索エンジン以外にSNS機能を持ち合わせている
- 世界トップクラスのAI技術力を採用
Baiduは、中国最大のシェア率を誇る検索エンジンです。中国では、中国政府に不都合な情報を入手できないよう情報規制がされているため、Googleなどのネットサービスを自由に使うことができず、中国発の検索エンジンが重宝されています。
Yahoo!
- 日本でGoogleの次にシェア率が高い検索エンジン
- Yahoo!独自で展開するオークション、Q&A、ショッピング機能が利用できる
- 30代〜60代の女性の利用率が高い
Yahoo!は、Googleのアルゴリズムを導入しているため、基本的にはGoogleの検索クオリティと同等レベルですが、同じキーワード検索をかけてても検索結果が若干異なる場合があります。
検索結果が異なるのは、Yahoo!が独自のサービスとして、「リアルタイム検索」「辞書」「知恵袋」などを展開しているからです。
YANDEX
- ロシア発の検索エンジン
- 検索順位を常に改善する独自システムの導入でよりマッチ度を高くする
- ロシアの広告市場8割前後を確保しているためビジネスとしても使用されている
YANDEXは、ロシアが開発した検索エンジンで、ベラルウス、カザフスタン、ウクライナなどロシア語圏で浸透しています。
Googleが使うPage Rankという考え方に対して、YANDEXはCitation indexと呼ばれる考え方を基準に、外部リンクや記事のクオリティを相対的に判断して検索結果を入れ替えています。
DuckDuckGo.
- 広告が少ない
- 検索履歴が表示されないのでプライバシーが守られる
- 検索結果画面を無限にスクロールできるので記事を見つけやすい
DuckDuckGo.は、個人情報を保存することなく良質な検索とプライバシー保護を両立することを実現した検索エンジンです。また、Googleと比較して表示される広告の数が圧倒的に少ないため、広告で不快な思いをすることが少なくなります。
Ecosia
- ドイツ企業が開発した検索エンジン
- 検索するごとに1本の木が植えられる
- サイトは日本語非対応だが、日本語検索は可能
Ecosiaは、基本的にGoogleやYahoo!などの検索エンジンと仕様は同じです。ただ、Ecosiaが得た広告収入の80%を植樹活動を行う非営利団体WWFに寄付されるため、今まで1億本以上の植樹がされたと発表しています。
検索するだけでエコ活動につながる倫理的な検索エンジンです。
Naver
- 韓国発の検索エンジン
- ブログ・画像・動画・ショッピング・WEBサイト・知識INなど複数のサービスが利用できる
- ブログが主な情報収集源となる
Naverは、韓国が提供する検索エンジンで韓国国内のシェア率が高いです。日本では馴染みがないですが、GoogleのSEO対策とは大きく異なり、ブログ記事がメインで情報提供されているので、ビジネス展開や韓国語での情報を得たい場合は、Naverを参考にしましょう。
海外の有名検索エンジン一覧
検索エンジン | 特徴 |
Dogpile | サーチエンジンの検索サービスを1箇所で実行できる現時点で日本語検索は不可 |
AOL | リスティング広告が表示されない2000年代に急成長した |
Metacrawler | プライバシー保護に特化特化メタ検索エンジンから独自の検索エンジンに転身 |
Lycos | 世界の一部では検索結果が表示されない多くの企業に買収されながら知名度を伸ばす |
Maktoob | アラブ首長国連邦に拠点を置くアラビア語圏の地域でシェア率が高い |
Pipilika | バングラディシュに拠点を置くベンガル語を話す地域でシェア率が高い |
Dogpile
Dogpileでは、インターネット上にあるYahoo!、Lycos、Excite、AltaVistaなどのWWW検索やFTP、Usenetの検索を同時に行えます。複数のサーチエンジンサービスを一箇所で実行できるので便利です。
AOL
AOLは、2000年代に急成長した検索エンジンで、一時はGoogleを超える存在になるとも噂されたほど勢いがありましたが、現在はシェア率が低迷している状態です。
検索結果と連動して表示される「リスティング広告」が表示されない特徴があります。
Metacrawler
Metacrawlerは、アメリカ発の検索エンジンで、Google、Yahoo!、bing、Ask.comなどの大手検索エンジンを統合したメタ検索エンジンとして認知されていました。その後、独自の検索エンジン技術を開発し、再スタートを切ったことで注目が集まっています。
Lycos
Lycosは、アメリカを中心に世界中で利用可能な検索エンジンですが、一部の国と地域では検索結果が表示されないケースが見られます。
今まで多くの企業に買収されながら知名度を伸ばしていき生き残っています。
Maktoob
Maktoobは、アラブ首長国連邦のドバイに拠点を置く検索エンジンで、2009年にYahoo!によって買収されました。現在も、アラビア語を母国語とする国と地域でシェア率を伸ばし続けています。
Pipilika
Pipilikaは、バングラディッシュに拠点を置く検索エンジンで、バングラディッシュ発の検索エンジンとしても知られています。
バングラデッシュの公用語は、ベンガル語と英語ですが、Pipilikaでは英語よりもベンガル語の検索結果が上位に上がることから、ベンガル語を話すユーザーから重宝されていることが窺えます。
Googleの検索エンジンとしてのシェアが高い理由
数ある検索エンジンの中でも、Googleのシェア率が圧倒的に高い理由を見ていきましょう。
検索エンジンとしての歴史が深い
Googleは、検索エンジン開発のスタートには乗り遅れていますが、それでもインターネットが世に出たタイミングで検索エンジンの開発に乗り出しています。
当時、どの検索エンジンもWEBページの内部要因(キーワード率、表示場所、文字数)を元に検索結果を表示していたのに対して、Googleはいち早く外部要因(ユーザー満足度)を元に検索結果を示すイノベーションを起こします。この開発結果により、Googleのシェア率は一気に高まり、現在に至るまで多くのユーザーを獲得し続けています。
多くの地域でサービスを展開している
検索エンジンの種類によっては、特定の国と地域にターゲットを絞っていたりしますが、Googleは、世界中どこでも利用できます。そのため、世界中の認知度が高く、どの国に旅行をしていても情報収集できるのがメリットです。
ブランドとしての認知度が高い
単純に検索エンジンの知名度の高さがGoogleシェア率の高さに比例していると言われています。Googleは、シンプルなデザインでネットの使い方がわからない初心者にも優しい仕様になっているため、「検索するならGoogle」という考えが浸透しているのです。
iPhoneのデフォルトの検索エンジンになっている
Googleの独自調査では、95%のユーザーが他社のライバル検索エンジンよりもGoogleを好むという結果を発表しました。実際に、BingのページやアプリからGoogleを検索して、Googleの検索エンジンを使用している事実からも、実質的なGoogleのシェア率の高さは圧倒的であることが分かります。
Bingは、自社Microsoftの「Edgeブラウザ」や世界で普及率No.1のパソコン用OS「Windows」のデフォルト検索エンジンとして設定されています。
一方、GoogleはiOSのデフォルト検索エンジンをGoogleに設定するため、Appleに対して年間80億ドル〜120億ドルの取引をしているとの情報がThe New York Timesによって発信されました。さらに、The New York Timesは、年間80億ドル〜120億ドルの数値がAppleの年間利益14%〜21%の大部分を占めていると続けます。
ユーザー重視で検索精度が高い
Googleは、頻繁にアップデートを行い、ユーザーエクスペリエンス(UX)を重視した開発が進められています。
具体的には、
- ページの読み込み時間の短縮
- インタラクティブスピード
- 画像の安定性
- 新しいWEBに関する主な指標の取り入れ
などを積極的に行うことで、Googleの検索エンジンを利用するユーザーたちは、ストレスなく使用できることを高く評価しています。
検索エンジンのシェアを理解しよう
この記事の結論をまとめると、
- 数ある検索エンジンの中でGoogleのシェア率は世界トップ
- 日本国内でもGoogleのシェア率が圧倒的に高い
- 地域に特化した検索エンジンも誕生していてGoogleのシェア率を上回ることもある
- Googleは常にユーザー視点で開発を進めているため満足度を高く維持している
ということが分かりました。
何かを検索するときに何気なく使っているGoogleが、世界規模でも日本国内でも圧倒的なユーザー数を誇っている理由は、長年の実績とより良いサービスを提供するための開発精神からきているということです。日本では浸透していない世界各国の検索エンジンもぜひチェックしてみてください。
アメリカでGoogle施策につきまして、もっと知りたい方はこちらのBrand Cloud USでご覧ください
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