Yahoo!ロコの口コミが削除できる基準を紹介!困った際の相談先も解説
hibou-chusyo
- 誹謗中傷
「Yahoo!ロコの口コミは確認すべきだろうか」「悪質な口コミを見つけたらどのように対応すれば良いのだろうか」ということに関心をお持ちではありませんか。
Yahoo!ロコは、他の口コミサービスよりもやや知名度が低いため、サイト内での自社・自店の評価を確認していない方が多いです。
しかし、Yahoo!ロコに書き込まれた口コミは、気付かぬうちに企業や店舗の評判や売り上げに悪影響を与えている可能性があります。対応を怠ると、誹謗中傷や風評被害を引き起こすため、注意が必要です。
本記事では、Yahoo!ロコに書き込まれた悪質な口コミの削除方法を解説していきます。Yahoo!ロコを原因とした企業イメージの低下にお悩みの方は参考にしてください。
Yahoo!ロコはどのようなサービス?
Yahoo!ロコとは、Yahoo!が提供している地域情報サービスです。地域の商業施設やイベントを掲載し、サイト内で情報検索や口コミの閲覧できます。飲食店から病院まで、様々なジャンルの施設に対応しているのが特徴です。
ユーザーの主な利用目的は、Yahoo!ロコを通した来店予約です。Yahoo!ロコで予約を行うと、決済サービスであるPayPayのボーナスポイントが加算されるからですが、企業側にとっても、Yahoo!ロコへの掲載で来店促進のマーケティングを行えるというのが大きなメリットになっています。
Yahoo!ロコの口コミを放置すると起こる悪影響
Yahoo!ロコにユーザーからの高評価が集まると、企業や商品の認知を拡大するチャンスになります。しかし、悪質な口コミは企業のイメージを低下させる可能性があるので注意が必要です。
本章では、Yahoo!ロコへの悪質な口コミを放置すると起こる悪影響について解説します。自社・自店で同様の問題が発生していないか、確認してみてください。
1.売り上げが低下する
Yahoo!ロコへの悪質な口コミが原因で、売り上げの低下に繋がる恐れがあります。Yahoo!ロコで企業の評判を調査した上で、来店を決めるユーザーは少なくありません。
例えば、ユーザーが行きたいと思った飲食店の評判を調べたとき、「従業員の対応が悪い」「店の中が汚い」といった口コミがあれば、行くのを躊躇するでしょう。最悪の場合、ライバル店に見込み客を奪われる可能性もあります。
たとえ口コミが作り話や嫌がらせによる投稿だとしても、ユーザーはその真偽を確認できません。
2.信用が低下する
Yahoo!ロコに悪質な口コミが多く投稿されると、信用が低下するきっかけになります。悪質な口コミは取引先や銀行側の目に入り、不信感を持たせてしまう原因となる可能性があります。
ビジネスにおける信用とは支払い能力の有無を表しています。「このお店はいつも空いている」「極端な安売りばかりしている」といった口コミを取引先や銀行が見かけたら、企業の将来性に不安を抱えることでしょう。
経営状態の悪化や金銭難を思わせる口コミは取引や融資を断られる原因になる場合があります。
3.求人に応募が集まらなくなる
就職希望者にYahoo!ロコへの悪質な口コミを見られると、求人に応募が集まらなくなる可能性があります。
就職希望者の多くは応募前、応募企業に関する口コミを調べています。「来店するたびに新入りが怒られている」「来客が多くてもワンオペばかり」といった口コミを目にすると、就職希望者が応募を躊躇することが考えられます。
応募数の減少により優秀な人材が集まらなくなり、人手不足が慢性化してしまうおそれがあります。
Yahoo!ロコで削除できる口コミ
Yahoo!ロコが発表している注意事項では、以下に該当する口コミの投稿を禁止しています。
・企業と関係がない口コミ
・実際にサービスを利用することなく書き込んだ口コミ
・誹謗中傷
・他の媒体からのコピー
・悪意のある口コミ
・差別的、わいせつ、脅迫的
・宣伝目的
・個人情報
・同一ユーザーによる複数投稿
これらの内容に当てはまるものは、削除される可能性があります。
悪質な口コミの削除を求める方法
Yahoo!ロコに書き込まれた悪質な口コミは、放置すると売り上げや信用を低下させる原因になります。多くのユーザーが閲覧する前に、できる限り早めの対処を行いましょう。
ここでは、Yahoo!ロコに口コミの削除を依頼する方法について解説します。個人でできることから、法的な手続きを用いた本格的な方法まで紹介しますので、必要な方法を確認してみてください。
1.Yahoo! ロコに削除依頼をする
まずは、Yahoo!ロコに削除依頼をする方法です。「違反申告フォーム」で、削除の必要性を伝えましょう。
「違反申告フォーム」は、口コミの右下にある「問題のあるクチコミを報告」をクリックするとアクセスできます。違反項目を一覧の中から選択し、削除したい理由を詳細に記入すれば完了です。
しかし、Yahoo!ロコは全ての申告に対応しているわけではありません。仮に申告が承認されなくても個別返信は行っていないので、削除されたかどうかを自分の目で確認する必要があります。
2.仮処分を元に削除依頼する
「違反申告フォーム」による連絡で削除が実行されなかった場合、仮処分を根拠にした削除依頼を行いましょう。
仮処分とは、裁判で勝訴した際と同様の効果を得るための手続きです。本格的な裁判よりも時間をかけずに削除命令を獲得できるのがメリットです。
仮処分には、口コミによる被害を裁判官に伝えるための証拠が必要です。口コミのスクリーンショットを保存したり、プリントアウトしたりするなどして手元に残しておきましょう。
口コミの投稿者を特定する方法
悪質な口コミの投稿者は情報開示請求で特定できます。情報開示請求の簡単な流れは以下の通りです。
・サイト管理者に投稿で使用されたIPアドレスの情報開示を求める
・IPアドレスを使って投稿に用いられたプロバイダーを調べる
・プロバイダーに投稿者の詳細を開示するよう求める
しかし、プロバイダーが投稿者の情報を保存している期間は決まっています。期間内に手続きを済ませないと投稿者の特定ができなくなってしまうので、注意しましょう。
Yahoo!ロコへの悪質な口コミが該当する罪名
Yahoo!ロコの口コミを削除する場合には、権利侵害を十分に示すことが重要です。権利侵害を主張した依頼を行うことで削除の正当性を強調できます。また、権利侵害は口コミの投稿者に対して損害賠償請求を行う際の根拠になります。
本章では悪質な口コミが該当する罪名について解説します。問題のある口コミがどのような罪にあたるか確認しましょう。
1.名誉毀損罪
名誉毀損罪は不特定多数に対して、まるで事実かのように悪評を公開し、相手の名誉を傷つける行為が該当します。名誉は企業や個人に向けられる社会からの評価です。Yahoo!ロコは会員登録をしていなくても、誰もが口コミを閲覧できる状態にあるので、不特定多数という条件を満たしています。
名誉毀損は嘘の口コミでも成立するので、「お店の食事が原因で食中毒になった」「違法なサービスを提供している」といった口コミが名誉毀損罪に該当します。
2.業務妨害罪
業務妨害罪は名前の通り業務を妨げる行為のことです。口コミの性質によって以下の2つに罪が分かれます。
・偽計業務妨害罪
・威力業務妨害罪
偽計業務妨害罪は嘘の噂を流すことで業務を妨害した場合に適用されます。「この飲食店は反社会勢力に加担している」「賞味期限切れの商品を販売された」といったもので、流された噂が事実と異なることを証明できる口コミが対象です。
威力業務妨害罪は脅しや暴行で業務を妨害することです。「刃物を持参して来店するぞ」といったような口コミが該当します。
3.脅迫罪
脅迫罪は相手を脅して恐怖を与える行為です。脅迫の対象は以下の通りです。
・生命(殺してやる)
・身体(今度来店したら殴ってやる)
・名誉(偏見の原因となる噂を流してやる)
・自由(発表の場を台無しにするぞ)
・財産(店を燃やすぞ)
なお、口コミの内容に「慰謝料を払え」といった金品の要求が含まれている場合には脅迫罪ではなく恐喝罪が適用されます。
Yahoo!ロコの悪質な口コミに困った際の相談先
悪質な口コミは、Yahoo!ロコへの削除依頼で解決できる可能性があります。しかし、全ての削除依頼が実行されるわけではないので注意が必要です。
ここでは、削除依頼以外で悪質な口コミに対応する方法を紹介します。削除できなかった場合の対応策にお困りの方や対応の不安を解消したりしたい方は、専門家への依頼を検討しましょう。
1.警察
警察へ相談する手段は3つあります。
・警察相談専用電話(#9110へ電話)
・サイバー犯罪相談窓口(各都道府県によって連絡先は異なる)
・警察署へ相談しに行く
警察署へ相談しに行くと、被害届や告訴状を提出することができます。警察に相談するべきか、どのような行動を取るべきか等でお悩みの場合は、警察相談専用電話やサイバー犯罪相談窓口への相談を検討しましょう。
2.弁護士
弁護士に依頼すると、仮処分等の法的な手続きを進められます。また、口コミの投稿者を特定し、損害賠償を請求できます。個人で行動するよりも、強い対応にでられることが弁護士に依頼した場合のメリットです。
しかし、弁護士への依頼は相談料や着手金など、細かな費用が設定されており、高額な費用がかかる場合があります。また、口コミの削除ができなくても一部の費用は発生するので、注意が必要です。
3.専門対策業者
専門対策業者は、逆SEOを用いて悪質な口コミによる被害を抑えます。逆SEOとは、ポジティブな内容のWebページが検索結果に上位表示されるような対策を行い、悪質な口コミへのアクセスが集まりにくくする技術的な手法です。
逆SEOには専門的な知識が必要なので、専門対策業者に対応を一任することがおすすめです。
口コミへの対応を専門対策業者へ依頼するメリット
専門対策業者は弁護士や警察とは違った角度から問題にアプローチすることによって、Yahoo!ロコに書き込まれた悪質な口コミの原因から解決することができます。
本章では、口コミへの対応を専門対策業者へ依頼するメリットを紹介します。Yahoo!ロコに悪質な口コミが書き込まれた際の相談先に迷っていらっしゃる方はぜひ参考にしてください。
1.悪質な口コミを素早く発見する
専門対策業者はインターネット上を定期巡回するので、Yahoo!ロコに書き込まれた悪質な口コミに素早く気付くことができます。
自社で24時間休みなく口コミを監視するのは困難です。しかし、専門対策業者に風評監視を任せれば、本来の業務に支障をきたすことなく口コミへの対応が可能です。
2.原因を探せる
専門対策業者は、悪質な口コミが発生した原因も突き止めます。弁護士や警察へ依頼した場合、口コミを削除することはできても、原因の追究ができていないため、本質的に改善したとは言えません。再び悪質な口コミや誹謗中傷が発生する可能性があります。
原因の性質に合わせた対応策を実行することで、悪評の定着を防ぎましょう。
3.再発を防止できる
専門対策業者は、再発防止策を実施します。悪質な口コミが書き込まれる度に対応すると、費用や時間を失う原因になります。再発を防止できれば、口コミによる誹謗中傷の発生や売り上げの低下に怯えることはありません。
専門対策業者へ依頼して、口コミや風評被害を未然に防ぐ環境作りを行いましょう。
Yahoo!ロコの口コミでお悩みの際は「ブランドクラウド」にお任せください
Yahoo!ロコへの悪質な口コミでお悩みの方は「ブランドクラウド」に対応をお任せください。
「ブランドクラウド」は、悪質な口コミへの対応策として「風評被害クラウド」を提供しています。「風評被害クラウド」とは、AIでGoogleのアルゴリズムを監視することで、Yahoo!ロコやSNSの異変を察知するための取り組みです。悪質な口コミ対策だけではなく、誹謗中傷や風評被害の察知に有効です。
また、悪質な口コミによって傷ついたブランド価値を向上させるための「ブランドリフティング」も提供しています。悪質な口コミや誹謗中傷でお悩みの際は「ブランドクラウド」にご相談ください。
まとめ
Yahoo!ロコに書き込まれた悪質な口コミは削除依頼で非表示にできます。しかし、削除依頼が必ず承認されるとは限りません。
自社で行える対応には限界があるので、専門対策業者に依頼することがおすすめです。専門対策業者は迅速な対応で口コミによる被害の拡大を防ぎます。
悪質な口コミへの対応策を迷っている方は「ブランドクラウド」へぜひご相談ください。口コミによる被害のみならず、ブランドイメージの改善まで「ブランドクラウド」がサポートいたします。