2ちゃんねるの書き込み削除にかかる費用は?再発防止のための対策も
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- 誹謗中傷
2ちゃんねるに自分や企業への悪質な書き込みがあり、対処に悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。
悪質な書き込みを放置することによって、様々な被害を受ける可能性があるため、迅速に対処すべきです。
しかし、2ちゃんねるへの書き込みを削除するためにどのくらい費用がかかるのかは、気になるところですよね。
そこで今回は、2ちゃんねるへの書き込みを削除する費用の相場を紹介します。
悪質な書き込みに対する対処法や再発防止策も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
2ちゃんねるとは
2ちゃんねるとは、西村博之氏によって1999年に開設された掲示板サイトです。
閲覧者含め毎月数十万人のユーザーが訪れており、掲示板サイトとしてかなりの知名度を誇っています。
2ちゃんねるの特徴は、匿名で書き込みができることです。
2ちゃんねるにアクセスできる人であれば誰でも簡単に投稿ができることがその盛り上がりを作っていますが、反面、攻撃的な内容や嫌がらせと捉えられる内容の書き込みも行いやすくなっています。
2ちゃんねるでは、カテゴリごとに分けられた板と呼ばれる場所にそのカテゴリに関連する様々なスレッドが立ち上がり、そのスレッドの話題について書き込み合うというのが基本です。
そのため、ひとつの話題に対して書き込みがヒートアップしていきやすいというのも、攻撃的な内容を生みやすいポイントかもしれません。
5ちゃんねるとの関連性
2ちゃんねるとよく比較・混同される掲示板サイトが5ちゃんねるです。
上記でも解説しましたが、2ちゃんねるは元々西村氏が管理者として立ち上げた掲示板サイトです。
その後、西村氏が管理者の立場を降り、名称を変更したものが5ちゃんねるとなりました。そのため、5ちゃんねるは「旧2ちゃんねる」と紹介されることがあります。
しかし、2ちゃんねるは5ちゃんねるへ書き込みを自動的に転載しています。
そのため、悪質な書き込み対策は2ちゃんねると5ちゃんねるの両方に行う必要があります。
2ちゃんねるの悪質な書き込みによる影響
自社に対する悪質な書き込みを見つけた場合、放置することなく迅速に対処しましょう。
なぜなら、2ちゃんねるへの悪質な書き込みによって、自社が大きな被害を受ける場合があるからです。
この章では、誹謗中傷がもたらす悪影響について紹介します。
自社への悪質な書き込みに対処するかどうか迷っているという方は、ぜひ本章の内容をご覧ください。
ブランドイメージの低下
2ちゃんねるへの悪質な書き込みは、自動的に削除されることはないためインターネット上で永久的に残ります。
そのため放置しておくと多くの人の目に触れることになり、企業のブランドイメージを低下させる原因になります。
例えば、「A店は料理の提供が遅い」「B社の製品は不良品だ」などの書き込みが投稿された場合、それを閲覧した人の企業に対する心象は悪くなり、「A店に行くのは止めよう」「B社の製品は避けよう」といったことにもなりかねず、売り上げの減少に繋がる危険性があります。
また、近年では就職希望者が希望企業の評判を事前にネットで検索することも多くあります。
そういった際、悪評を目にしてしまえば応募を避ける人も多いでしょう。
書き込みを放置することで、採用にも悪影響を及ぼすということです。
サジェスト汚染
検索したキーワードに関連してネガティブなキーワードが表示されてしまうことを、「サジェスト汚染」と呼びます。
2ちゃんねるの書き込みは、このサジェスト汚染を引き起こす原因にもなってしまいます。
ネガティブなキーワードで検索を行った結果、その企業の悪評の書き込みが表示されてしまい、検索したユーザーの心象を悪くしてしまうことにつながります。
サジェスト汚染への対策の意味でも、2ちゃんねるの悪質な書き込みに対処することは重要だということですね。
実際に裁判にまで発展した事例も
2ちゃんねるへの悪質な書き込みは、実際に裁判に発展することもあります。
ある事例では、原告Aはエンジニアとして、とある企業と業務委託契約を結んでいました。その業務委託先の従業員である被告BとCが、原告Aに対する誹謗中傷を2ちゃんねるに書き込みました。
2ちゃんねるに投稿した内容は下記の通りです。
・Aが女子トイレに入っていくのを目撃した
・Aが盗撮した女子トイレの映像を流出させている
原告Aは被告BとCに対して、名誉毀損行為に該当すると主張し563万円の損害賠償を請求しました。
結果として、上記の書き込みは名誉毀損罪が成立し、被告BとCには、173万円の損害賠償請求が認められています。
2ちゃんねるの書き込みを削除するのは難しい?
2ちゃんねるへの悪質な書き込みに対しては、削除申請を行うことができます。
しかし、書き込みを削除することは困難だと言われています。
なぜ困難だと言われるのか、2ちゃんねるの削除ガイドラインや「削除人」、法人登記などその様々な理由に関して詳しく解説していきます。
2ちゃんねるへの悪質な書き込みを削除しようと検討している方は、この章の内容を参考にしてみてください。
削除ガイドラインに該当する必要がある
2ちゃんねるには、削除ガイドラインが設定されています。そのため、削除したい書き込みがガイドラインに違反していなければ、削除対象とみなされない可能性があります。
2ちゃんねるの削除ガイドラインでは、主に下記の書き込みを削除対象としています。
・誹謗中傷の個人特定が目的である・文意により攻撃目的である書き込み
・個人を完全に特定する情報を伴っているもの
・電話番号(一部伏せ字・それを示唆するような文字列も対象)
・情報価値が無く、私事のみの情報・第三者の確認できないプライベート情報
(参考: 2ちゃんねる 削除ガイドライン)
悪質な書き込みの対処を行う際には、この削除ガイドラインの違反内容に当てはまっているかどうかを確認しましょう。
「削除人」がボランティアで削除を行っている
削除申請をしても悪質な書き込みが削除される保証がない理由の一つに、2ちゃんねるへの書き込みを削除することはあくまでもボランティアという位置づけになっていることがあります。
2ちゃんねるには「削除人」とよばれるユーザーがいます。
削除人が利用者の削除申請を受けて該当の書き込みの削除について判断しますが、その際、削除が不当な対応であると判断されれば、書き込みは残ったままになります。
上でご紹介した削除ガイドラインでは、削除人に対して「義務感にとらわれず、時間や曜日を気にせず、行える時に行ってくれるだけで構いません」と記載されています。
そのため削除対象となる書き込みだと判断されたとしても、実行されるまでには時間がかかるでしょう。
海外で法人登記をしている
書き込みの削除が難しい理由の3つ目として、シンガポールで法人登記をしていることがあります。
悪質な書き込みを削除する手段のひとつとして、訴訟や仮処分といった裁判所で手続きを行う方法が挙げられます。
この場合、2ちゃんねるの法人登記を資格証明として裁判所に提出しなければなりません。
しかし、海外の法人登記を取得するには国際郵便でのやり取りが必要となるため、時間と手間がかかります。
2ちゃんねるへの書き込みを削除するために法的な対処を行うことは困難だと言えるでしょう。
書き込みを削除する主な方法
それでは、既に書かれてしまった書き込みを削除するにはどうしたら良いのでしょうか。
前述したように2ちゃんねるの書き込みの削除は困難ではありますが、削除のために試せる方法はいくつかあります。
フォームや管理者に削除依頼を出す
まずは、2ちゃんねるに限らずどこの掲示板やSNSでも可能な「削除依頼フォームや管理者へ削除依頼を出す」という方法です。
2ちゃんねるでは、こちらのフォーム(削除依頼の入り口@2ch掲示板)から削除依頼をすることができます。
削除依頼では、まず前述の削除ガイドラインをしっかりと読んでそこに当てはまるかどうかを確認し、削除を希望する理由などを明記して依頼を出しましょう。
削除ガイドラインに当てはまらなければ削除されないなど万能な方法ではありませんが、悪質であることが認められれば削除できる可能性もあります。
また2ちゃんねるではガイドラインとともに、削除依頼時の注意に関しても記載があります。
こちらも事前によく確認しましょう。
(参考: 2ちゃんねる 削除依頼の注意)
弁護士による削除依頼申し立て
通常の削除依頼には時間もかかるため、できるだけ速やかに削除したい、削除依頼を通りやすくしたいという場合には、弁護士に依頼する方法もあります。
その投稿が悪質なものであるかどうかを法的な目線で判断し、代わりに依頼を出してくれるため、自身で依頼を出すよりも通りやすくなることがあります。
しかし、投稿の内容によっては万能ではない上、弁護士が対処できるのは既に起きてしまったトラブルや書き込みに対してのみです。
今後の書き込みを防止する効果や対応は期待できないため、注意しましょう。
2ちゃんねるの書き込み削除にかかる費用
書き込みの削除依頼を出すだけなら自身で無料で行うことができますが、弁護士を通じて削除依頼する、悪質な書き込みによって出た損害の賠償請求をするなどといった場合には、もちろん弁護士への報酬費用が掛かります。
各依頼ごとの相場としては、以下のようになっています。
依頼内容 | 費用相場 |
書き込みの削除依頼(任意削除) | 5万~10万円 |
削除命令(裁判所への請求) | 10万~30万円 |
損害賠償請求 | 10万円程度+成功報酬 |
損害賠償請求などの場合は、着手金にプラスした成功報酬が賠償で得た回収額に対するパーセンテージで決まります。
この金額率やそもそもの着手金は依頼する弁護士や事務所によっても幅がありますので、あくまで目安と考えておくのが良いでしょう。
悪質な書き込みを防止するには専門対策会社がおすすめ
弁護士へ依頼することで、2ちゃんねるへの悪質な書き込みを削除できる可能性が高まります。
しかし、弁護士は既にある書き込みへの対処は可能ですが悪質な書き込みを防止する効果は期待できません。
書き込みを防止し、事前に対策をしたり再発を防ぐためには、専門の対策会社に依頼するのがおすすめです。
ここでは、2ちゃんねるへの悪質な書き込み対策を専門対策業者へ依頼するメリットを紹介していきます。
逆SEO対策ができる
専門対策会社では、逆SEO対策を実施することができます。
「逆SEO」とは、誹謗中傷を目的としたサイトの検索順位を下げる手法です。
自社で逆SEO対策を行うことも可能ですが、自社サイトの検索順位を上げたり、上位をキープしたりするためには専門的な知識が必要です。
手間や労力がかかるため、対応が難しくなるでしょう。
専門対策会社では知識とノウハウに基づいた検索結果対策ができるため、依頼するだけで自社への誹謗中傷が書き込まれたサイトの順位を下げられます。
根本的な原因を見つけられる
専門対策会社では、悪質な書き込みが投稿された原因の解明が可能です。
2ちゃんねるへの悪質な書き込みを削除できたとしても、根本的な原因が明確にならなければ問題が再発してしまう危険性があるでしょう。
起こってしまった問題の解決は重要なことですが、再発しないよう対策することも重要です。
悪質な書き込みが行われた原因が明らかになれば、2ちゃんねるに悪質な書き込みが投稿される可能性が低くなります。
悪質な書き込みを早期発見できる
専門対策会社では、2ちゃんねるをはじめインターネットの監視を行うことで悪質な書き込みを早期発見できます。
自社への悪質な書き込みには早めの対処が必要ですが、従業員に四六時中監視を任せることは難しいでしょう。
2ちゃんねるの監視に人員を割けば、通常の業務に支障をきたす危険性があります。
専門対策会社に依頼すれば2ちゃんねるの監視を行い、悪質な書き込みがあればすぐに発見し迅速に対処することで、被害を最小限に抑えることができます。
悪質な書き込み対策は「ブランドクラウド」にお任せください
ここまでの記事で2ちゃんねるへの悪質な書き込み対策の重要性が分かり、対策を行いたいがどの専門対策会社へ依頼しようか迷っている……という方は、ぜひ弊社「ブランドクラウド」をご利用ください。
弊社では「風評被害クラウド」というサービスを展開しており、事態を解決に導きます。
「風評被害クラウド」では、Googleのアルゴリズムを常にAIで監視し、悪質な書き込みを発見できる確実性を高めています。
その他にも、弊社ではブランドイメージや価値を向上させるための豊富なサービスを展開しており、先端技術を活用した独自の施策によりインターネット上のトラブルに幅広く対応し、企業様をお守りいたします。
また、2ちゃんねるの悪質な書き込みが気になっている場合や、風評被害が気になるという場合には、より多くのユーザーの目に触れる場所に悪い情報が表示されている可能性もあります。
その場合には、迅速に発見・対応しなければさらなる悪影響を及ぼすこともあり得ます。
弊社ブランドクラウドであれば網羅的な調査が可能なため、一度弊社に無料調査をご依頼ください。
まとめ
2ちゃんねるへの悪質な書き込みは、ブランドイメージの低下や売上の減少など、様々なデメリットに繋がってしまう危険性があります。
そのため、迅速な対処はもちろん、悪質な書き込みが投稿されないよう防止対策することが重要です。
2ちゃんねるへの悪質な書き込み対策をするなら、風評被害や誹謗中傷などの対策を行っている専門対策会社への依頼がおすすめです。
2ちゃんねるへの書き込みが原因で起こった問題を解決に導くだけでなく、根本的な原因解明まで行います。
2ちゃんねるへの悪質な書き込み対策を行うなら、弊社「ブランドクラウド」にぜひご相談ください。